もやっとする!?裏読みしないといけないのが京都流?
「良い時計してますなぁ」これってそのまま受け取っていいの?
“京都特有”の言い回しを専門家に聞いてみました。
「良い時計してますなぁ」と言われたら何と返しますか?
京都の人は遠回しな言い方をするときがあります。
遠回しな京都人気質
京都の人に「良い時計してますなぁ」と言われたら、あなたなら何と返すでしょうか。
この言葉の“本当の意味”が話題になっています。
あるビジネスマンがIT企業に勤務していたとき、京都の老舗企業と商談した際に先方役員にサービス内容をプレゼン。
「良い時計してますなぁ」
と言われ、時計のスペックについて話したというのです。
https://www.instagram.com/p/B7-EGh9p2ne/
実はこれ、京都特有の「話が長い」ということを遠回しに言った言葉。
しかし、帰り際に先方担当者から耳打ちされ、状況を理解したのです。
確かに説明が長かったそうで、 かなり冷や汗をかいたということですよ。
Twitter上では、
「難易度高いわ」
「京都人は腹黒い訳ではなく、相手の気持ちをおもんばかるあまり遠回しになってしまうのです」
などこの言い回しが話題となりました。
「お茶漬け出しまひょか」の“本当の意味”
お宅にお邪魔して、「お茶漬け出しまひょか」と言われたら、「いえ、もうお暇します」と言って帰らなければならないのです。
うっかり食べてしまうと、気の利かない人だ、野暮だ、と陰口を言われるのは間違いないでしょう。
これは京都内外で広く知られていますよね。
他にもいろいろと…
京都独特かどうかわかりませんが、類似の表現としては、「おたくのお嬢さんのピアノ、お上手ですね」というと、「やかましいから控えてくれ」という意味です。
京都人独特の言い回し#大人のシルバニア pic.twitter.com/m2VMHPBnOh
— シルバニア駐在員 (@sylvanianwriter) September 15, 2019
時計の話と同様で、相手に属する何かを褒めて、それに注目させて、そこに何かしらの問題があることに気づかせるというパターンですね
京都の人はなぜ遠回しな言い方?
それについては、すでにいろいろなことが言われています。
ストレートにものを言わず高みに立った嫌味な性格の人が多いとか、逆に相手に恥をかかせないための思いやりとして遠回しに言うのだとか…。
また、皮肉たっぷりな言い口で、いざというときには「そう言う意味ではなかった」と逃げ道を作るためにわかりにくい言い方をしておくとか…。
長年、いろいろな支配者層(天皇家、藤原家、平家、足利家、織田、豊臣など)に支配されてきた京都人がしぶとく生き延びるための知恵だとも言われています。
ネットの反応
「関西に住む友人が言ってました。「同じ関西でも大阪の人のほうが、口は悪くても優しい。京都の人は性格悪くて…」と。」
「ええ時計したはますなぁと言われて、「ピン!」と来てもアホのふりして話し続けるという大阪商人の根性との対決ってのもある(笑)」
「相手に恥をかかせないための思いやりとしてなら、後で本人のいないところで悪口を言うのはおかしい。陰口言ってる時点で、単なる上から目線の嫌味以外にない。」
「良い時計してますなぁ」と言われたら思いっきり時計のスペックを語る自信があります。
意味を知ったら自分の機転の利かなさに落ち込んでしまいそうですね。
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