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小池百合子。天才的な仮病?作戦成功。都議選で事実上自民敗戦

小池百合子。天才的な仮病?作戦成功。都議選で事実上自民敗戦

7月4日の東京都議会議員選挙では、小池知事が事実上率いる最大会派・都民ファーストの会が事前の予想を覆し、議席数は改選前から14減の31と、最小限の議席減にとどまった。33を獲得した自民党に第1会派の座こそ譲ったものの、議席一桁予想からの大逆転でダメージを最小限にとどめ小池百合子ここにありを印象付けた。

今後の都議会運営は混迷を極めること必至である。自民党と公明党で55にとどまり、64の過半数を獲得できず、どの政党も2つ以上の相手と組まない限り、議会で優位な立場を確保することができない。善戦した共産党が19、立憲民主党が15で、中心となる存在が居ない。今年中に控える衆院選を予想するうえでも結果は興味深いものとなり、自民に入れたくないが立憲民主にも入れたくないという層が多くいることが明らかとなり第3極の台頭が予想される。自民党支持層の2割前後が都民ファーストに投票している。

小池百合子は仮病だったのか?

オリンピックについてもコロナ対策についても責任者である以上何を言っても「お前が言うな」といわれるのがオチ。

小池百合子は絶妙のタイミングで入院し都議選ではメッセージを出すことはなかった。

都議選投開票前日の7月3日、有権者の前に久しぶりに姿を見せた。移動中の車の中には酸素ボンベがあった。派手な街頭演説こそなかったものの、20カ所近くの陣営を激励して回った。与党にも野党にも入れたくない層は、露出が少なかった満身創痍の小池氏に同情した。

小池氏が入院した6月22日、「自民党にすり寄りたい小池氏は、都民ファーストの会の応援に入りたくない」「だから入院した。都民ファを見殺しにするつもりだ」「仮病といわれてもおかしくない」。有識者や永田町の玄人たちは一斉に小声でそう指摘していた。

ただ小池氏の体調は本当に悪かったようだ。酸素ボンベが欠かせなく、咳が止まらないのは肺の問題があったから。これは厚労大臣時代と同じでもともと肺が弱く仮病ではない。

今後、小池百合子はどうする?

政界の渡り鳥と呼ばれ天才的な政治センスを持ち選挙にやたら強いものの。実務能力には疑問がつく小池百合子氏。

自民党の二階俊博幹事長が小池氏と懇意であり、オリンピック後に小池氏が自民党入りして国政復帰するとの見方は絶えません。

都財政を見ると、潤沢だった貯金(財政調整基金)を使い果たし、税収の3割を占める法人税は、コロナ不況の影響で大きく落ち込むことが予想される。都財政は“冬の時代”を迎えようとしている。しかも、東京オリンピック・パラリンピック後は大きなイベントが予定されておらず、小池知事が目立つ機会はほとんどない。

野心の塊である小池百合子がこのままダラダラと都知事の座に座っているかは疑問で、今年の衆議院選挙に何らかの形でかかわっていくだろう。自民党二階グループと距離を縮めていて水面下で年末の衆院選挙に向け政局争いはすでに始まっています。

ネットの声

小池百合子の何がいいのか良かったのか教えてほしいよ

これは大阪での医療崩壊が大きいです。大阪の失敗を見て、東京では早めに対策を打ったこともあって、小池百合子に対する評価もそれほど低くありません。それに比べて大阪は酷いことになっているという認識で、東京都議選では吉村洋文に対してヤジを飛ばす人もいて、ファンとアンチが混在しています。