×

上司は使えない?出世レースの悲しい現実

上司は使えない?出世レースの悲しい現実

「使えない上司が多すぎる…]

職場で聞こえるのがこんな声です。

仕事ができない上司って実はあたりまえだったりするのです。

新入社員憧れの役職は部長職

上司というと部長や課長といった役職がイメージされます。

地位に関心がないという若者が増えていても、職場ではせめて部長や課長にはなりたいでしょう。

「目標とする役職は?」と聞かれると新入社員の多くは、

「地位に関心がない」という人を除いて、

一番多かったのが「部長」(21%)、「役員」(18%)、「社長」(11%)、「課長」(10%)の順となりました。

社長は無理でもせめて部長に…という思惑が見えて興味深いところです。

しかし、もっと興味深いのが「職場で使えない人」の筆頭がこの「部長」でもあるということです。

憧れの部長職なのですが、

職場の中を見渡して「あんな人になりたい」と言えるような部長がいるでしょうか

また、自身が部長職に就いている場合、

部下が憧れるような部長であると自信を持って言えるでしょうか

「あの人課長までだったな…部長になった途端にダメダメじゃん…」

なんてパターンが多いのです。

部長としてのマネジメントができなかったり、

優柔不断で大事なところで決断ができなかったり…。

それどころか、部下の仕事の細部にまで口を出す人、

部下そっちのけで自分のことばかり考えている人…。

そうなると部下からは

「部長らしい仕事はこれっぽっちもしていない」
「そもそも部長の器じゃないよね」
「あれでどこが部長なんだろ…」

なんて陰口をたたかれる始末…。

上司からは

「部長が課長の仕事をしてどうするんだ」
「君を部長に推したのは間違いだった」

なんて、叱責されてしまいます。

これが、あらゆる職場で見られる部長像ではないでしょうか。

組織は無能な上司で埋め尽くされている

無能な人が上司になるのではない…

これは当然で、有能な人が上司になるのです。

ということはどうして部長になれたかというと、

その人は課長としては「優秀だった」ということですね。

そして昇進して部長職につきます。

そこでも優秀だったらその上の役職に昇進することでしょう。

もしも、昇進せずにその役職に留まっているとしたら、

その人は部長としての力が不十分といっていいのです。

その人は「無能だからこそそのポジションに留まっている」ということです。

会社組織では、ヒラ、主任、係長、課長、部長、役員…

といったように出世の階段があります。

定年退職までにどこまで昇進するのか

サラリーマンというのは常に出世レースの途上にいる

といっていいでしょう。

会社によっては試験のみで昇進するところもあるようですが、

そうなると、統率力のない頭だけが良い上司で埋め尽くされてしまいそうです。

無能さが露呈してしまうと、

昇進はそこでストップしてしまいます。

つまり、多くのポジションは無能な人の集まりとなってしまうということですね。

出世の余地のある人が組織を支えている

アリの組織を見ても、「働きアリの中に働かないアリが2割とも3割いる」とも言われています。

無能と言えば無能なのですが、

それでアリの世界が成り立っているのです。

会社組織も無能の集まりがいてもなんとかなるということですね。

こんな言葉があります。

「人は無能になるまで出世する」
「組織は無能な管理職で埋め尽くされる」

この言葉そのものがここで言いたいことなのですが、

それでよく会社が回っているな…ということです。

そこでアリの組織を例に出したのですが、

あらゆる組織は、しっかり働いている人(出世の余地のある人)が支えているのです。

そこには競争社会の弊害もあるかもしれません。10割の人がバリバリだったらすごいことになりそうですが、最終的に社長のポストは1つです。そうなると、

バリバリの人がたくさんいても社長になれるのは1人しかいません。

他の優秀な人は出世レースから外れてしまうのです。

そうなると当然モチベーションも下がってしまいま。

仕事に対する意欲もなくなってしまうかもしれません。

それが、その役職に停滞してしまう(つまりは無能)理由なのかもしれません。

解決策はあるの?

解決策は?ということになるのですが、

最善の策は昇進ではなく昇給ですね。

給料が上がればそれなりにやる気も出てきます。

さらにやる気を促すような仕事を与えることも大切です。

もっとも、昇給する、新しい仕事を与える、といったことができる会社は相当な実力を持っています。
https://www.instagram.com/p/B00sGuGFOZh/?utm_source=ig_web_copy_link
無能な上司を何人も抱えてもびくともしないものかもしれません。

ネットの反応

「優秀な人は一気に出世街道を駆け上がる。いっぽうでカバン持ちに徹して出世する人もけっこういる」

「能力が高くても嫌われたら出世出来ないってのもあるけどね」

「無能になるまで昇進するのは、基本的には問題ないし、仕組みもそうなっているのだからしょうがない。」

サラリーマンたるもの出世はしたいけど難しい問題もありますね。