
今や車のキーは直接挿すのではなく、スマートキーで開け閉めすることが当たり前となりました。
しかし、ある装置を使えば簡単にロックが解除されちゃうんです・・・

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仕掛けについて
まず驚きなのは、使用する機材はわずか20ドル(2200円程度)で購入できるということ。
(厳密には、原価20ドルで購入したハードウェアに、ハッカーがプログラムを組み込んだ機材)
「スマートエントリー」「インテリジェントキーシステム」と呼ばれる、スマートキーから車へ発信されるシステムの信号を機器が受信。
そして、もう一つの機器を使って車へ信号を送信するとロックが解除される仕組みです。
この仕組み、恐ろしいことにその車のエンジンも駆動できるんです。
便利で安全だと思いがちなスマートキーですが、意外な落とし穴があったんですね・・・。

実証動画
実際に実証された動画があります。順を追って見てみましょう。
使用されている車はベンツでしょうか。
社内から全身黒服の中国人が出てきました。
この人が今回のターゲットです。
喫茶店で買い物する、よくある光景ですね。
この喫茶店の奥に座っていた、赤枠内部の二人組が犯人です。
一方がスマートキーの信号を受信し、もう一方の機材に信号を送信する人、もう一方が信号を受信し、車へ信号を送信する人です。
車へ信号を送信する人は解除したい車の前で待機します。
信号を機材に送る人が車の持ち主をつけています。
続きはこちらの動画をご覧ください・・・。
動画を見て驚いたと思いますが、1分かかっていませんよね。
スマートキーの仕組みが単純であることがこれでわかります。
どの車がアウトなのか
全ドイツ自動車連盟(通称ADAC)が調査したところ、下記の車全てのロックが解除されることがわかりました。
アウディ:A3、A4、A6
BMW:730d
シトロエン:DS4 CrossBack
フォード:Galaxy、Eco-Sport
ホンダ:HR-V
ヒュンダイ:Santa Fe CRDi
KIA:Optima
Lexus:RX 450h
マツダ:CX-5
BMW Mini:Mini Clubman
三菱:アウトランダー
日産:Qashqai(デュアリス)、リーフ
オペル:Ampera
ランドローバー:レンジローバー イヴォーク
ルノー:Traffic
双竜:Tivoli XDi
スバル:レヴォーグ
トヨタ:RAV4
フォルクスワーゲン:ゴルフ GTD、Touran 5T
高級車ばかりですね。
このように、記事で喚起してもそれを逆手にとって車を盗もうとする人たちも一定数います。
対策を各社で早急に行い、車が盗まれないようにして欲しいですね。
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