【信用失墜】製薬会社に原料を卸すメーカーが無届け原料を混入
原材料メーカーの大手である山本化学工業が、あろうことかお客様に届ける薬の一部を水増ししていることが明らかになりました。
これはとんでもないニュースです。
報道の詳細
今回水増しされた薬の原料は解熱鎮痛剤のアセトアミノフェンと呼ばれるもの。
アセトアミノフェンは主に米国から原料を調達して作成していましたが、それとは別に無断で中国から原料を調達した安価なアセトアミノフェンと混ぜたことが問題なんです。
やった理由は売り上げや利益を上げるためで、関係者は「少なくとも数年前から、中国製を1~2割混ぜていた」と話しています。
アセトアミノフェンは風邪薬にも使用されるなど、実は私たちの生活の身近にあるため、今回の報道は恐ろしいんです・・・。
ネットの反応
・医薬品製造業の認可取り消しでいいよ
・厳重に取り締まらないとまたこういうのごろごろ出てくる。徹底的に取り締まるべき
・不正をやる必要がないところすらさらなる利潤追求のために不正をやっているんだから、他はもう・・・
・絶対安全じゃないといけないところがこうだと、まずいぞ
・肉まんにダンボール入れて水増しを思い出した
・日本人のモラルはどこにいったんだ
山本化学工業ってどんな会社?
山本化学工業と聞いて知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ニュースなどで明らかになっているように、一般に市販されている医薬品の原料で、「有効成分」と呼ばれるものを化学薬品などから精製するのが事業内容。
だから、山本化学工業の取引先は製薬会社であり、製薬会社がつくった薬を薬局やドラッグストア等で販売するので一般にはなかなか知られない会社だったんです。
また、皮肉ですが製品品質について公式HPで以下のように記載がありました。
医薬品は人体に使用するため、安定した高い品質が求められます。その効果や安全性の確保のために「薬機法」という法律が定められ、安全な医薬品を供給するために製造方法、品質管理方法、販売方法などが定められています。
「日本薬局方」という言葉をご存知でしょうか?これは原薬等の「規格」(純度や水分量などの許容範囲)を定めた、いわば医薬品辞典のようなものです。日本薬局方の「規格」をクリアする製品は、不純物が少なく品質に優れた高純度の製品であることを示します。山本化学工業では、この「日本薬局方」に適合する原薬を製造しています。
然るべきところに然るべきお金が入るにはどうすればいいんでしょうね・・・。
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