“友達”の言葉の重さを改めて知った…ドラマ『アンナチュラル』に絶賛の声
現在放送中、石原さとみ主演の
『アンナチュラル』
“友達”をテーマにした放送回が、今の若者の心をさしたようです。
その内容と、“友達”意味とは…?
第6回『アンナチュラル』
<出典:CINRA。NET>
1話完結のストーリーになっている
『アンナチュラル』
その60分の放送の中には、
現代社会の色々な問題を表現していて、
見る度に考えさせられる…という声が多数上がっています。
16日放送の第6話では、
法医学解剖医ミコト(石原さとみ)の同僚、
臨床検査技師の東海林(市川実日子)が、
デートドラッグの被害と、殺人事件に巻き込まれてしまった。
東海林はある日、会員制高級ジムの合コンに参加する。
顔見知りの男性たちと楽しい時間を過ごしたが…翌朝目が覚めるとホテルにおり、隣には機能一緒に飲んでいた男性の死体が…
ミコトに助けを求め、
その男性は窒息死だと判明。
東海林は、パーティー中に眠気に襲われ、気付いたらここにいたと証言。
『知り合いだと被害を訴えにくい』ことを逆手に取られた。とミコトは男性の計画的な犯行だと推理。
駆け付けた警察は
「セクシーな服装だったから」など東海林の落ち度を指摘。
この言葉にミコトは…
『報われない被害者』と『本当の友達』
<出典:家族でおでかけ>
「女性がどんな服を着ていようが、お酒を飲んで酔っ払っていようが、
合意のない性行為は犯罪です」
この短いストーリーの中に、
今の日本の性犯罪被害の現状を描写した内容となっていました。
被害者であるはずの女性が警察から落ち度を指摘され、被害者の多くが泣き寝入り…
この流れに視聴者からは様々なコメントが上がっていました。
“医師免許僕も持ってるんですよ、の犯人。
つまり医学部生の権力でごまかした、あの強姦事件だよね、すごいよ野木さん 時代を取り込みすぎて。”
“今回のアンナチュラルは高学歴男子の集団強姦を扱ってて、世間で見えにくかったり忘れられたり、
タブー視されてるような問題をちゃんと取り上げてくれるドラマ”
たて続けに2人の男性が死亡し、
もう一人も同じ窒息の症状で救急搬送。
その犯人とは、死亡した2人、運ばれた1人の3人と協力して、
詐欺で得た4億円を独り占めしたい医師免許を持つ、高級ジム経営者の男の犯行だと判明。
事件解決にミコト達はお互いの関係について
「君たちは長年の友達みたい」と言われても、「友達じゃない。ただの同僚」だと説明するシーンがありました。
心から信頼している親友に見える二人だが、
絶対に「友達」とは言わない二人…
<出典:たわごとコラム>
別のシーンでは、記録員の久部(窪田正孝)が、フリー記者の宍戸(北村有起哉)と接触。
今回の事件につながる情報に久部は礼金を払おうとしたが、
「俺たちもう友達なんだから」
と情報料の代わりに一家無理心中の生き残りであるミコトや、
深い闇を抱える中堂の情報を求められてしまう。
また、UDIラボに目をつけていた宍戸は久部の身辺情報を調べていました…。
ネットからの声
“「友達じゃない」というタイトルが、強姦仲間・詐欺仲間の4人、
久部と宍戸、そしてミコトと東海林、
という色んな関係性に掛かる形になっていたのがすごかったなぁ。”
“どこからどう見ても側から見たら親友に見えるミコトと東海林の
「友達じゃありません、ただの同僚です」と
久部を脅迫している宍戸の「俺たち友達なんだから」の対比…
本当に友達かどうかなんて簡単な言葉じゃ分からない”
“詐欺仲間であって互いに出し抜こうとする4人組、
話せないことがあって距離を感じる東海林とミコト、
弱みを握りつつも「俺たちもう友達だろ」と六郎に言った宍戸、
全部全部『友達じゃない』”
簡単に、『友達』という言葉を使ってしまいがちですが、よくよく考えてみるととても重くて強くて難しい言葉ですよね。
自分の『本当の友達』とは…
改めて考えさせられます。
そして、性犯罪に巻き込まれ泣き寝入りしている女性、
身に覚えのない痴漢で訴えられ苦しむ男性などが大勢いる事を思い知らされた
『アンナチュラル』でした。
第7回から最終回まで、見逃せません!