通常の定年は60歳で、現在は65歳までの継続雇用が義務付けられています。

さらに、70歳までの継続雇用を努力義務とすることも話し合われている状況で

55歳定年というのがあります。それが役職定年なんです。

役職定年の落とし穴

日本の企業の多くは60歳定年制を敷いています。その中で55歳定年があるのを知っている人も少なくないでしょう。

55歳定年というのはいわゆる役職定年です。

企業内で部長や課長といった役職についている社員に設けられている人事制度です。

役職定年の年齢になると役職を外れなくてはいけません

現在の企業は大手を中心に中高年層の社員がだぶついていますから、

企業内での新陳代謝を図ることを目的としています。

役職定年は管理職定年制ともいわれていて、

古い調査になりますが、平成22年の人事院調査によると、

従業員500人以上の企業のうち35.4%がこの制度を導入しているということです。

素朴な疑問として役職定年になったらどうするの?

と多くの人が思うと思います。

役職定年を迎えるともちろん管理職ではなくなります

そうなると仕事内容はどうなるのでしょうか。

それは企業によってまちまちのようです。

単に平社員に戻って、若手に交じって不通に仕事をこなすようになります

あるいは、特定の分野の経験を活かして、専門分野での登用といった

企業内での新天地に異動される場合もあるようです。

管理職ではなくなるので、文字通り管理する立場ではなくなります。

しかし、これまでの実績があるので、

単に平社員に降格というよりも、

後進を指導する立場になることも多いようです。

それでは、気になる給与はどうなるの?ってことですが、

役職がなくなるので、給料は減額されます

平社員待遇なのでかなりの減給になるでしょう

中高年の転職内定率が上がっている

最近は役職定年になると転職する人が増えているそうです。

一昔前は中高年の転職は難しいとされていたのですが、

今はどの業界も人で不足ですからね。

それに、大企業の役職定年になったという人でしたら、

リストラされたわけでもなく、役職に就いていた人ですから

ある程度の中小企業だったらまさに売り手市場となりえるんです。

ひょっとしたら高給待遇なんかも期待できますからね。

鳴り物入りで入社したら


役職定年で平社員になるくらいなら

求められるところに行こう…

そう考える人も少なくありません。

また、ある程度の需要はあり、

ひところに比べると中高年の需要は決して低くないといっていいでしょう。

しかし、入社してみると落とし穴が

何もできないんです。

大企業病というか役職病というか

大企業ではある程度のことは部下がなんでもやってくれたので

いい意味で指示さえ出しておけばよかったのが、

中小企業ではなんでも自分でしなくてはいけません

ある程度の役職待遇で入社しても同じです。

ひどい話ではパソコンではネットを見るくらいが関の山で

ワードもエクセルも使えない…

なんて人もいるくらいで、

最初は親切に教えてくれていた同僚も次第に

あの人は使えない…

ということになってしまうのです。

そして、半年持てばいいくらいで退職してしまう…

ネットの反応

今の55といえはバブル組だし、そこそこのレベルでも企業に潜り込めてただろうから、温室育ちだけどIT介護等が必要になる面倒なおっさんが多い。

年齢関係なく、中小規模で叩き上げられてから大企業行く場合はいいけど、逆の場合は専門特化しすぎてつぶしがきかないというのは良くある話。

いや、年齢、関係ないし。若くても中高年でもできる人はできるし、できない人はできない。

辛辣な意見が多いです。

確かに、役職定年になる人はバブル組ですから、そういったツケは自分で払わないといけないのかも

良い思いはしてるだろうから、多少つらい目にあうのは仕方のないところでしょうか。

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