あの時代は良かった!石橋貴明がセナとのカート対決を振り返る
石橋貴明、アイルトン・セナとの伝説のカート対決を振り返る!「俺が最も輝いていた時代」としんみり
2021年6月27日放送のTBSラジオ『日本生命 presents 石橋貴明のGATE7』の中から石橋貴明さんがアイルトン・セナとカート対決を振り返ったトークです。
セナがバラエティ番組に出演
1990年代の自身を語るトークの中で、93年に日本テレビ系の番組『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』で行われたF1チャンピオン、音速の貴公子ことアイルトン・セナとのカート対決を振り返った石橋。
「懐かしいな。この頃、青春だったな……」と話し始めます。
アイルトン・セナはその生涯で2回しかバラエティ番組に出演したことがなく、1回が母国ブラジルのバラエティ番組。
そしてもう1回が日本の『生ダラ』での石橋とのカート対決だったようで、奇跡に奇跡が重なってセナとの交渉が成功したんだそう。
「当時、フジテレビでF1を放映していたので、日本テレビの『生ダラ』にセナが来るなんて言ったら絶対に潰されてしまうと思って。一切、誰にもしゃべっちゃいけないっていう箝口令の中、セナがあの千葉のサーキット場に来た時はもうね、震えましたね」
と当時の興奮を話す石橋。
毎週日曜日の朝7時から、TBSラジオで「石橋貴明のGATE7」って番組をやってるんですが、ちょいちょい昔話をしてくれるのが楽しいし、今だったら絶対出来ないなぁって思いますね。アイルトン・セナとカート対決とか。
— (´∀`)ツルサトシ (@conejo3104) July 2, 2021
セナのすごさを実感
「セナはとにかくすごい紳士で、僕らに気を使わせないようにいつも陽気に振る舞っていたんですけど。ただ、乗るカートの調整になると一変して。カートのブレーキやアクセルの調整をする時の目は、怖かったですね。カート屋のおじさんも背中が汗びちょになりながら調整してました」
と振り返ります。
そうしてセッティングしたセナのカートのエンジン音は、ほかのカートとは全く違うものになっていたそう。
「こんなにエンジンの音って高い音が出るんだっていう。全く回転数が落ちないんですよ。あのセナのすごさは、本当に見たものにしかわからないですね」
と話していました。
セナがカート対決を気に入って「今度はブラジルでやろう」って言ってたのに、『メジャーリーグ2』の試写会で飛んで、それっきりになっちゃったんだ。セッティングが繊細で妥協しないのはわかるけど、でも負けず嫌いか最後強引にショートカットしてよな笑 #gate7
— M2K (@mackey_pen) June 28, 2021
2度目は実現できなかった
そんな石橋とセナとのカート対決ですが、実は2回目の対決も予定されていたようです。
「もう一戦、次はブラジルでやろう」と提案されていた日程がちょうど、石橋の出演していたハリウッド映画『メジャーリーグ2』のロサンゼルス・チャイニーズシアターでのお披露目試写会とぶつかっており、
「映画の試写会があるから行けないんだよ、セナ」
「わかった、タカ。秋にやろう」
という話になっていたそうです。
その後も「タカ、どうしている? 元気なのか? 秋、楽しみにしているから」というメッセージが届くなど、セナ自身も石橋との再戦を楽しみにしていたようです。
しかし、セナはF1サンマリノグランプリでの事故により亡くなってしまい、結局実現しませんでした。
そんなセナとの思い出を話しながら「俺が最も輝いていた時代ですね」と振り返っていた石橋。
当時の日本のテレビ業界のパワーをうかがわせるスケールの大きな話でした。
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