水力発電の意外なポテンシャルと 注目されない理由

原子力発電に反対する人たちが、強調する自然エネルギーとしてまず頭に上がるのは太陽光発電でしょう。

2011年東日本大震災以来日本政府は太陽光発電を推進してきましたが、全体の発電量のうち2%から5%に増えただけ。

太陽光発電が日本を救うなどという夢物語が現実になることはありませんでした。

しかし日本には注目されていないポテンシャルのある自然エネルギーがあります。

それは全体の発電量の10%以上を占める水力発電です。

水力発電の意外なポテンシャル

日本は自然災害大国であることは皆さんよくご存知の通りだと思います。

現在は地震が最も恐ろしい自然災害として認知されてると思いますが、一昔前は台風でした。

台風は毎年数回にわたって日本に行ってきますが、ダムや下水処理がうまく整備できなかった頃には洪水が大量に発生し、多くの人の命を奪ってきました。

逆に言えば降雨量が多くてダムが多いために水力発電のポテンシャルが高いわけです。

第二次世界大戦前は水力発電が日本の発電の中心であったことは、意外に知られていない事実。

日本で戦後水力発電が進まなかった理由としてはダムを作った際に水力発電の機能を併用して作ることを怠ったからです。

また、川で発電する小型発電機を電力会社が電力事業を独占するうえで妨げになるとして禁止にしたことも大きな弊害となりました。

現在、日本にあるダムのうちのほとんどが水力発電の機能が付いていない治水ダムとなっています。

国土交通省で数々のダム建設に携わってきた竹村公太郎氏(元同省河川局長)によると、既存ダムの活用で、新規の巨大電力を生み出すことが可能であるという。既存ダムの潜在能力を発揮させれば、現在の2~3倍の水力発電量を確保することができるとのこと。

現在10%ですから、3倍の30%となると東日本大震災前の原子力発電の量と同じ。

しかし、脱原発派の人はたいてい太陽光の話をしますよね。

これだけのポテンシャルがありながら、あまり水力発電は注目されてこなかったし、現在もそこは変わっていません。

陰謀論ぽい話をするとアメリカが日本を統治する上で自前のエネルギーを確保されると都合が悪かったと言う説もあります。

しかし、現在の日本では関係のない話。(まだ影響があるのかもしれませんが)

水力発電にまだ余力があるのであれば、開発すればいいのです。

今後も地球温暖化が続くのであれば日本で台風の被害は増えるでしょうし、ダムを新しく作る必要が出てきますので、その際に水力発電の機能もつける。

また古くなったダムの設備を改修する際に水力発電ができるようにするだけで、現在全体の10%を占めている水力発電の発電量を3倍以上にしていくことは十分可能だと思います。

また古くからある川で発電する小型発電機の法規制に関して見直すことにより特に地方の電力需要を賄うことができるでしょう。

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ちなみに国土がほぼ同じで7割を山でおおわれているという点も日本と似ているノルウェーでは水力発電が100%です。

ノルウェーは人口が20分の1の500万人なのが水力発電だけで電力を賄える理由なんですが、今後日本の人口は減少していくので、自然エネルギーだけで電力を賄えるようになるかもしれません。

日本は洪水対策のためにダムはどうせ作らなくてはいけないことを考えるとコストパフォーマンスは最高なんです。

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注目されない理由 、実現できない理由

全体の発電量の10%を占め、自然エネルギーの中では最も多い発電力を誇る日本の水力発電ですが、そこまで注目されていません。

理由はいくつか考えられます。

戦後に日本は台風対策としてダムを整備しダムと治水に関する法律を細かく規制して行きました。

結果的に今となっては、 徹底した治水とダムに関する法律によって水力発電施設を作ることが難しくなってしまっています。

また、水に関しての所有権も定まっておらず、水力発電施設を作るためには所管の違う農林水産省と経済産業省が縦割り行政の枠組みを超えて協力し合った上で、地元の土地所有者との交渉をまとめた上で、古くからあるダムに関する必要以上に細かい法律を改正するなりすり抜けるなりと。

ここまで面倒くさいことをしなければ水力発電は実現できません。

今後は官僚の縦割り行政の枠を超えて民間の力も活用した上で水力発電を推進していくスキームが必要になるでしょう。

例えば、水力発電施設の運営権を売却して、建設費を賄う公設民営方式も考えらます。

水道が民営化したので、ダムに関しても同じような事が起こる可能性はあります。

今後、古くなったダムの設備更新の費用をどこが補填するのかという問題が出てきますので、水力発電にすることによって賄うというアイディアが出てくると良いですね。

個人的には水力発電のポテンシャルがあると言っても全体の半分の発電量をまかなうこともできないと思います。

しばらくは火力や原子力に依存しなければいけないというのが現実的な見方と言えるでしょう。

しかしながらエネルギーをなるべく自前で供給するという目的に対してこれまでの日本政府がやれることをやってこなかったのは事実。

その代表例が水力発電。

新しい発電方法でもありませんし、新たな利権を生むわけでもありません。

それでも、日本の自然環境において最も現実的でコストがかからない自然エネルギーであることは言うまでもありませんので、誰もやりたがらないでですが、水力発電を推進していくことは今後の日本のエネルギー政策にとって重要だと思います。 

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ネットの声

【発電が水力中心(水主火従)の国】ノルウェー(水98.2) スカンディナビア半島にそって上昇する偏西風の影響で降水量が多く、フィヨルドの谷壁で大きな落差を得られるため。 ブラジル(水84.1)ブラジル高原から流れる河川を利用。パラナ川に位置するイタイプダムは原発十基分の出力。

そう、前々から思っていたのですが、現在では家電はデジタル化されているので、直流で充分ではないでしょうか?そして水力発電もダムに頼らず川の流れに沿って発電機を並べる水力発電でこと足りるのではないでしょうか?

日本は残念ながら化石燃料などの資源は一切ありません。脱原発したら地熱、風力、太陽光、水力発電なんかじゃとうてい電力足りません。そうなったら結局頼るのは化石燃料。いいのかいそれで!?

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