
4歳のころから実の父親に性的虐待を受けていたアルゼンチンの少女。
誰にも言えず、自殺未遂を図り、問題児扱いされた彼女ですが、その後なんと驚くべき行動をしました…。
絶えることない児童への性的虐待
児童への性的虐待は世界的にもなかなか無くなりません。
日本でも昨年、児童への虐待件数が過去最多と発表されました。
これは通報された件数であって、中には発覚していないパターンもあります。
なので、世界中で児童虐待問題はまだまだ影で多く発生しているのかもしれません。
そのような中、あるアルゼンチン人の少女の行動が話題を呼びました。
アルゼンチン人のミカエラは17歳の少女です。
彼女はなんと4歳の頃から実の父親から性的暴行を受けていました。
「始まったのは私が4歳くらいの時。最初はクマのぬいぐるみを使った無邪気な遊びのようなものだった。
父はゴリラのぬいぐるみ、私はクマのぬいぐるみを持っていた。父はぬいぐるみたちが恋人同士で、私に遊び方を教えてくれると言った。
ゴリラの名前は「チホ」、クマは「ハート」。私は小さかったけど、覚えてる」
ミカエラは誰にも相談できませんでした。ひとり苦しみ続け12年が経ちました。
自傷行為を繰り返すようになったミカエラ。そんな周囲に助けを求めるサインを発していたのですが、
ミカエラはただ「問題児」としてみなされるだけで、誰も気づいてもらえませんでした。
ミカエラはカミソリで肌を傷つけていた時の心境をこう語りました。
「『あなたなんか嫌い』って叫びながら自分のことを切った。
そうよパパ、あなたは私の人生を台無しにした。でも私はあなたを傷つけることができなかったから、代わりに自分を傷つけたの」
次第に強くなっていくミカエラの心
事実を周囲に告白した後、ミカエラは生まれて初めて自分に強さを感じたといいます。
経験を言葉にすることを覚え、他人に2度と黙らされないと決めた彼女は、苦しみのない子ども時代のために」と名付けられたFacebookページを開設しました。
このページにはすでに8万人のフォロアーがいます。問題の深刻さがとても伝わりますね。
幼児虐待と父子相姦というタブーを取り上げた彼女のページは、世界中で話題になりました。
「私は夢を見る…幸せな未来、団結した家族について… ファーストキス、初めての男性について想像してみる。
私が納得した上での関係が、どんなものになっていたか。パパ、一番辛いのは性的暴行じゃなくて…あなたの裏切りだった。
私は毎日あなたを失ったことを考えては涙を流している。まるでパパが死んでしまったかのように。
あなたは私の一番大切なものを利用した:それは私の無邪気さだった。あなたは私の心を弄んだ。
『抵抗すればするほど、もっと痛くなる』- 私を犯す時にパパが言った言葉が頭から離れない苦しみ」
本当はミカエラを愛してくれるはずだった父親。そんな存在から虐待を受けたミカエラの苦しみは計り知れません。
その後、ミカエラの母は父と離婚しました。しかし父親はミカエラの告白が事実無根だと訴えつづけています。
自分の子供なんだと思ってるのでしょうか。本当に信じられませんね。
ミカエラは周囲の大人に対してこう語っています。
虐待を受けている子供はなにかしら周囲にサインを出していると言われます。「誰かが4歳の私が言うことを信じてくれていたらどうなっていただろうと考える時がある。でも4歳の子どもの言うことを一体誰が信じてくれるの?」
まさかうちの子がなどと思わず、しっかりと受け止めて聞いてあげてください。
ミカエラの行動によって一人でも多くの子供が救われたらと思います。