『ラジオ体操』は実は危険だった!?医師が警告したその理由とは…。
みなさんも『ラジオ体操』は何度か経験したことがあるのではないでしょうか。
そんな『ラジオ体操』実は危険であると、最近話題になっているのです。
その驚きの内容とは?!
ラジオ体操は危険?!
軽快なピアノ伴奏に合わせて体操する『ラジオ体操』。
皆さんも何度かやったことがあるのではないでしょうか。
実はこの『ラジオ体操』が、高齢者には実害だと医者が警告しているというのです。
確かに、『ラジオ体操』って高齢者が早起きをして行っているイメージがありますよね…。
一体何故身体に悪いのでしょうか。
実際に身体に支障をきたしのは72歳のKさん。
「毎朝6時から、夫と一緒に地域のラジオ体操に参加していました。
体操をやっている公民館までは徒歩20分。朝の運動として、ラジオ体操と散歩のルーティンをもう10年近く欠かさず続けていました」
10年も続けるなんてかなり健康的ですね。しかし、Kさんは昨年から膝の痛みに悩まされるように。
さすがに様子がおかしい、と不安に感じた矢先に病院で診断されたのは、変形性膝関節症。
膝の軟骨がすり減り、神経を圧迫していたそう。
実はKさんの膝に思わぬ負担をかけ、関節痛を悪化させていた一因が、「健康のために」と熱心に通っていた『ラジオ』体操だったのです。
これはかなりショックですね…。
健康だと思っていたものが実は害だったのですから…。
何故身体に悪影響なのか
南新宿整形外科リハビリテーションクリニック院長の橋本三四郎氏は『ラジオ体操』について次のように語りました。
「特に跳躍を伴うラジオ体操の動作は、膝に不安のある人には向いていない動きといえます。
加齢によって脚部の筋肉量が落ちてくるとうまく飛べず、
着地するときに膝を深く曲げる傾向があります。実はこのとき、膝に大きな負担がかかっているのです」
確かに、『ラジオ体操』は「飛ぶ」動作が多いように感じられます。
筋力が落ちていたりすると、ジャンプで前に転倒する恐怖心から、
実際には膝を軽く曲げて跳躍している真似にとどめてしまうことが多いそう。
この動作が膝や股関節といった下半身の関節可動部を痛めることに直結しているそうです。
自分に合った運動をしよう
確かに、ひざを痛めていたり筋力が落ちている高齢者に「飛ぶ」動作はきつそうですね。
現在放送されているNHKのラジオ体操では、「ラジオ体操の前に筋肉をほぐすウォーミングアップ体操を行いましょう」と推奨しています。
つまり、高齢者にとってラジオ体操は手軽な運動ではなく、
準備体操を要求するほどハードなものと捉えたほうがいいのだそう。
『ラジオ体操』は老若男女が行っておりますが、
いくつになっても同じ運動が身体のためになるとは限りません。
加齢とともに自分に合った運動を見極めることが大事ですね。
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