
もはや日本の文化の一つとなった『漫画』。
どのような漫画を読めばいいのか分からない!
そんな漫画初心者・中級者にも安心してお勧め出来る漫画をご紹介いたします。
漫画を楽しく読むにはジャンル選びなどが大事!
人気漫画を読もうにも『ワンピース』や『ナルト』などは巻数が多すぎて手が付けられない。
かといって、『進撃の巨人』など今を彩る漫画もミーハー感が出て読むのが躊躇われる・・・。
漫画を読んでみても『漫画を読んでも途中で飽きちゃう!!』・・・
そんな方は兎に角最初から面白い漫画を読んでみましょう!^0^
漫画タイトルによっては物語中盤で急に面白くなる漫画も多くあります。
しかし、それでしっかり漫画を読めるのは漫画好きな人だけ・・・。
これから漫画をしっかり読んでみたいという方は、
断然最初から面白い漫画をお勧めします。
参考になるのはジャンル・発行部数から選ぶという方法です。
『ファンタジー』や『SF』といったものは、舞台説明など本編に入るまでの準備が長いものが多いです。
その為、途中で読み疲れてしまう可能性があります。
(記事ではこのジャンルの漫画もご紹介していますが大丈夫ですw)
出来れば1話完結型の『ギャグ漫画』を読んでみるか、
動きの多い『スポーツ漫画』から入ることをお勧めします!
漫画の肝はやはり『動き』・なので、スポーツ漫画などでは大ゴマがよく使われます。
その分1巻分を読むスピードも速いので、
読み切ったという達成感が出ます!
また、発行部数が多いものを順に読むのも手です。
売れているマンガはそのジャンルが何であろうと、最初から面白いものが殆どです。
『漫画 発行部数』で検索すればある程度の情報が出てくるので、
好きな絵柄である事や・漫画の長さも検討して選ぶのがコツです。
今回は以下の記事で、私がお勧めする5選という事で、独自の観点からご紹介していきたいと思います!
是非最後までお付き合い願います^^
『火の鳥』:手塚治虫著
角川書店から全13巻出版されており、過去→未来→過去→未来・・・の順番で物語が進み、
基本的に1巻完結型となっています。
全ての巻に出てくる『火の鳥』は、その血を飲めば不死になれるという設定です。
その人間の欲望ともいえる力に振り回された人間模様が精密に、そして計算高く描かれています。
全巻を通して『輪廻転生』をテーマにも描かれており、
過去にいたキャラクターが生まれ変わりを経て、未来の人物として登場します。
浦沢直樹を初めとする、多くの漫画家が影響を受けた同作品は、
まさしく時代を超えて愛されているタイトルとなっています。
当初では手塚治虫が死を迎えるのと同時に、作品が終了するという壮大な設定でしたが、
その結末は手塚治虫の胸の内に秘められたまま世に出ることはありませんでした。
古典文学でいうと万葉集のポジションにあたる作品ですので、
読むと教養も広がりお勧めの作品です!!(という自分は万葉集読んでませんが・・・笑)
『AKIRA』:大友克洋
最近では2020年のオリンピックに向けて、渋谷でもその絵を見ることが多くなったSF漫画の金字塔『AKIRA』
舞台は1982年に新型核兵器が東京に投下された場面からスタート。
2020年の東京オリンピックが開催される前の時間軸から物語の本編が始まります。
東京を舞台に、主人公の金田・鉄雄、そして特殊能力を持ったアキラを中心に物語が繰り広げられます。
同作品はアニメ映画化されたこともあり、
その完成度の高さは公開から20年以上たった今でも色あせないものとなっています。
また『AKIRA』を描いた大友克洋さんは、前述の手塚治虫も嫉妬したというほどの画力を持っています。
崩壊する東京の描写、あたかもそこに存在するかのような完ぺきなデッサン力は、
読者の目をくぎ付けにしました。
大友先生の絵を真似た作家も多く、
『ARMS』の皆川亮二や『NARUTO』の岸本斉史にもその絵柄の片鱗を見ることが出来ます。
当時はまだ『子供向け』という位置づけであった漫画を、『大人向け漫画』にまで昇華させる引き金ともなった作品が『AKIRA』でした。
また、同作品は東京オリンピックを予言していた漫画でもあり、
これからまた人気に火がつく可能性がとても高いタイトルとなっています。
是非オリンピックに向けて全巻読破してしまいましょう!!
『東京大学物語』:江川達也
ラブコメの王道!といえば『NANA』や『I’s』などが出てくる方も多いと思いますが、
真っ先に思いつくのがこのタイトル。
メディアでの露出度も高い江川達也さんの1990年頃の作品です。
発行部数は1500万部を超え、青年漫画のラブコメでは非常に高い支持を受けた作品になります。
物語は頭脳・容姿・運動神経抜群と三拍子揃った主人公が、
学内の女の子に一目惚れ、告白して交際がスタートするところから始まります。
全国模試NO1という超秀才の主人公と、その彼女と共に大学機関の最高峰・東京大学を目指し、
入学後もストーリーが続きます。
作品の特徴は何と言ってもキャラクターの表情とそのセリフ。
喜怒哀楽の感情がこれでもか!という程に誇張して描かれており、読む者に強烈なインパクトを与えます。
セリフも長文が多いのですが、読み出したら面白くて止まらない、独特なタッチの口調で語られています。
また、見どころは漫画のコマとコマの間に所々挟まれる小さなコメント。
主人公は頭が良い故に、非常に想像力(妄想力)が高く、
何百文字にも渡るセリフを『この間0.1秒』などと面白おかしく表現しています。
青年誌向けなので、若干描写が過激な部分はありますが、
一気に読み終わること間違いなしのお勧めタイトルです!!
『きょうは会社休みます』:藤村真理
マーガレットで連載された少女コミックで、ドラマ化もされた人気タイトルです。
主人公の青石花笑は33歳にも関わらず、過去の経験が邪魔をして、
男性に対して一歩ひいてしまう生真面目なOL社員。
毎朝一番乗りで会社に出社しては仕事を繰り返す毎日に、
ひょんなことから会社のアルバイトの田之倉と一夜を共にし、処女喪失します。
酔った勢いで付き合う事までとんとん拍子で話が進んだ恋愛に、
主人公が本気で向き合っていくラブストーリーです。
少女コミックではありますが、女性から見た男性の理想像はこんなものか!と、
男性にも超お勧めの一作です。
何気ない行動で女性がときめく瞬間をリアルに描いているので、
読んでいて常にハラハラドキドキの展開が続きます。
恋愛漫画では一押しのコミックですね!
『寄生獣』:岩明均
最後に紹介するのは岩明均による『寄生獣』です。
同タイトルが発表されたのは1990年代の頃でありますが、
2014年に映画化されたこともあり、再び人気に火が付きました。
設定はタイトル通り、主人公新一の右手に謎の寄生生物が宿るところから始まります。
右手に宿ったから『ミギー』と名付けられた、その謎の寄生野獣と主人公との奇妙な共存生活が始まり、人間に寄生した『パラサイト』との壮絶な戦いが始まります。
物語はアクション要素が多めですがテーマ性も高く、
『人間と寄生獣、凶暴なのはどちら?』
的な、読む人に考えさせられるようなストーリー構成にもなっています。
物語中盤ではミギーが主人公の体内に侵食していき、
主人公の思考も凶暴化していく一種のサイコスリラー的要素もあり、
終始展開が読めない作品でもあります。
昔の作品ではありますが、絵の癖もそこまで強くないので、
名作に触れてみたい方にはお勧めの作品です!
まとめ
以上が、お勧めの漫画作品5作になりますが如何だったでしょうか。
人との会話は共通点があると盛り上がり、時には一瞬で親友の様な関係になれたりもします。
どの漫画を読もうか迷った時には、是非こちらの作品を読んでみて下さい^^