
知っておきたい年金の基礎「受給額は?」「何歳からいつまで払う?」…5つの質問に答えられますか
知らないと後々損をするかも!?
Contents
年金の基本知っていますか?
「えっ、そのぐらいのことは常識として知っている」と言う人も、まず次の質問は○か×か考えてみてください。
- 問1:大学を卒業すると年金の支払えと言われるが義務ではない
- 問2:年金の受給資格を得るには25年間、年金を納める必要がある
- 問3:年金の支給開始は65歳からである
- 問4:年金は、支払った分が戻ってくる
- 問5:フリーターは収入が少ないので、支払わなくてもよい
この問題に全部答えられますか?
問1~5の答えは、すべて×です。
国民年金は20歳から60歳まで、厚生年金は70歳まで
問1.大学を卒業すると年金の支払えと言われるが義務ではない→答えは×
年金の請求送れるんやったら10万はよくれ。
5月分の支払いがやばいんじゃ、 pic.twitter.com/CvTxuhoHDq— チー丸 (@chi_rorororo441) May 9, 2020
20歳になると年金保険料の支払い義務が発生します。
年金の受給資格は10年
問2.年金の受給資格を得るには25年間、年金を納める必要がある→答えは×
年金の受給資格を得るための、納付期間は25年以上ではなく10年以上です。
以前は年金の受給資格の納付期間が25年以上でしたが、2017年8月1日からに10年以上に短縮になりました。
年金の納付期間が短い人でも受け取れるようになりました。
60歳から70歳の間ならばいつでも年金を受け取ることができる
問3.年金の支給開始は65歳からである→答えは×
よく間違える人が多いのですが、60歳から70歳の間であればいつでも年金を受け取りことができます。
一般的には、年金の受給は65歳からです。
65歳以前に受け取ることを「繰上げ受給」といいって、65歳以降に受け取ることを「繰下げ受給」と言います。
繰上げ受給をすると年金受給額は年6%の減額になり、60歳で受け取ると30%の減額になります。
支払った保険料は高齢者の仕送りになっている!
問4.年金は、支払った分が戻ってくる→答えは×
年金制度とは、自分の支払った分が戻ってくる…という制度ではありません。
阿部のマスクよりも給付金より先に年金支払い書が届いた pic.twitter.com/0xgOhCSmmo
— 輝はSmokyの平社員 (@smoky_teru) May 7, 2020
現役で働いている人が支払った年金保険料は、現在の高齢者が受け取っています。
そして、自分が高齢者になって年金を受け取るようになれば、そのお金は、その下の世代の年金保険料が原資になるという仕組みです。
年金保険料を支払うのは義務?
問5.フリーターは収入が少ないので、支払わなくてもよい→答えは×
すべての国民が年金保険料を納めるのは義務になっています。
収入が少ないので年金保険料を支払わなくてもいいというのは間違いです。
企業で働いている人は、厚生年金に加入しているので全員年金を支払っています。
しかしフリーターの場合には、第1号被保険者なので国民年金に加入する必要があります。
年金は、老後生活においてもっとも重要な老後資金
「年金はあてにならないから、年金を払わない」と考える人もいるかもしれません。
それでは、年金がないとどうなるのか?想像してみましょう。
老後生活において年金というのは、じつは大きな収入です。
この年金がないと、老後破綻の可能性が高まります。
人の寿命は誰にもわかりません。
いまは「人生100年時代」と言われています。
長生きの時代ですので年金をしっかり受け取れる準備は必須だと感じています。
ぜひ、年金の未納をなくして年金をフルで受け取れるように考えてみましょう。