
世界卓球選手権の話です。
伊藤美誠(18=スターツ)・早田ひな(18=日本生命)のペアが臨んだ中国ペアとの女子ダブルス決勝戦。
疑惑の判定が勝敗を左右したのです。
勝負どころで疑惑の判定
【みまひな誤審問題 抗議文送付】https://t.co/u5hcQlRTSh
卓球の世界選手権個人戦で、伊藤美誠、早田ひな組が中国ペアに敗れた女子ダブルス決勝で起きた「誤審問題」で、日本卓球協会が国際卓球連盟に抗議文書を送付。誤審と表現し、審判の不誠実な対応に強く抗議した。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年4月29日
4月28日ブダペストで行われている世界卓球選手権の最終日でした。
女子ダブルスの決勝は、日本のみまひなペアと中国選手の戦い。
ゲームカウント2-2で迎えた第5ゲームのスコアは9-9でサーブが早田選手です。
早田選手のサーブを中国選手がレシーブでアウトしたのです。
サーブポイントが入ったかに見えたところで
審判の判定は「ネット」だったのです。
みまひなペアは当然のごとくアピールしたのですが、判定が覆ることはありません。
ビデオ判定は?
と思う人もいることでしょう。
しかし、テニスや野球に導入されているビデオ判定は卓球には導入されていないのです。
つまりは、審判の言うことが全てということになります。
しかも、審判は中国籍ではないまでも中国系の審判だったのです。
これでは、疑惑の判定も中国寄りと批判されてしまうのも仕方のないことでしょう。
猛アピールも判定は覆らず、
そのセットは10-12で落としてしまうのです。
そして、いったん中国に傾いたゲームの流れを引き戻すことはできずに
第6ゲームも中国ペアに奪われてしまいました。
今回も金メダルが取れず
いつもは中国選手と戦うと、善戦はしても終わってみると
ゲームカウントが一つもとれていないという惨敗が多かったのですが
今回のみまひなペアは、3セットが終わったところまでは
2-1と勝っていたのです。
4セットめで追いつかれてしまいましたが
5セットも一進一退の攻防で9-9までもつれこんだのです。
そこで疑惑の判定となったのですね。
スッキリの加藤浩次もコメント
4月29日の朝、「スッキリ」でMCを務める加藤浩次がコメントしています。
「もちろん、ああいう場面があって仕方ないけれど、私は絶対に違うと(審判に)言った。終わったことで、言い訳はできないけど、その1本がすごく大きかった」
と、悔しさをにじませていたのです。
月曜コメンテーターとして出演していた、元テニスプレイヤーの杉山愛も、
「もう時代ですから、取り入れるべきでしょうね。人がジャッジすることなので、ミスもあるんですよね」
さらに、
「テニスも2006年から導入したんですけど。チャレンジシステムがない前は、気持ちの切り替えが選手も難しかったですし、今の入ってたな、アウトだったなって結構引きずってしまう」
と、みまひなペアの思いを代弁していたのです。
加藤浩次はそれを受けて
「1点だろって思う人もいるかもしれないけど、分岐点で取るか取らないかでえらく変わってきますよね」
と、続けました。
ひとつの判定で試合の流れが変わることがあることを指摘したのです。
さらに、
「こうなると勝った側も、みまひなペアも当然嫌でしょう」として、
「覆ってもいいと思うんだけどなあ」
と本音を漏らしていました。
今回も中国選手に全敗
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世界卓球選手権では、日本選手は男女ともに中国選手には
長らく勝っていないのです。
今回の女子ダブルスで勝つようなことになると、
実に50年ぶりの快挙となるところだったのです。
それでも、国際大会で中国選手に手も足も出なかった時代に比べると
ここ数年は、中国選手との距離の近さを感じるようになりました。
それもこれも、福原愛選手や石川佳純選手の次の世代が育ってきている証拠ですね。
福原愛選手や石川佳純選手と同年代で活躍し、
引退した平野早矢香さんがコメントを残していました。
「伊藤美誠、早田ひなペアは相手を追いつめるところまでいけていました。中国ペアの対応力、隙のないプレーに強さを感じたが、大健闘の銀メダルだと思う。」
的確なコメントでしたが、卓球無双と言われた強面の印象の強い平野早矢香さんですが、
ものすごく女性らしくなってびっくりした、という視聴者も多いのでは??
ネットの反応
決勝を観て、すごいことになっていると実感した。強打の応酬!必死のしのぎ!全てがすごかった!
関係ないがオグシオからのスエマエ、今度はみまひな…語呂が悪すぎる。無理にくっつけなくても。。
中国政府が審判に金を握らせて誤審させたと考えている。卓球取ったら中国のスポーツ全滅だし
他の卓球の国際大会では、ちょくちょく日本選手も中国選手に勝っている(優勝している)のですが、オリンピックや世界選手権の大舞台では連戦連敗です。
今回のみまひなペアの相手の中国ペアは、最強ペアではありません。
それでも勝てないところに中国選手の底堅さがありますね。
石川選手が世界ランキング5位とか言われていますが、
中国選手が全てランキングに出たら
石川選手のランキングは20位とか30位なんて言われてますからね。
それでも、みまひなペアの物怖じしない試合運びは
来年に控えた東京五輪に光明となったのは間違いないですね。
今回は誤審ぽいですが、そこで崩れたのは、日本選手の弱さです。
是非ともこれを教訓にしてほしいところですね。