次元もついに交代…次元大介役の小林清志が大塚明夫にバトンタッチ
『ルパン三世』初代“次元”役、小林清志が交代へ
2代目は大塚明夫 50年務め「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ」
アニメ『ルパン三世』の次元大介役を放送開始から50年間務めてきた声優・小林清志(88)が、役を大塚明夫(61)へと交代することが9月7日、発表されました。
10月から放送される50周年記念企画『ルパン三世 PART6』の初回「EPISODE 0 ―時代―」が小林の最後の出演となり、以降の放送は大塚が引き継ぐとのことです。
同アニメの主要キャラクターであるルパン三世、次元大介、石川五ェ門、峰不二子、銭形幸一(銭形警部)全員の声が、代替わりを果たしたことになります。
俺はそろそろずらかるぜ
ルパンの相棒で射撃の名手、トレードマークは帽子とあごヒゲ。
クールで粋な佇まいが人気の次元をライフワークとして取り組んできた小林。
「ルパンは俺にとって一生ものの仕事であった。命をかけてきた。我儘を言えば90歳までやっていたかったが残念。何とかかじりついていたかったが 無理だった。歳をとればそれなりの深みが出てくるはずだ。ただ映像とのギャップがあるか」
と複雑な胸中を吐露しました。
「一部の方々から言われる事があるのは、次元は歳をとった 聞きづらい。当たり前だ わたしゃ齢88歳であるぞ。俺なりに努力した結果だ」と語っています。
その上で、
「あとは明夫ちゃんに委ねます。頑張ってちょうだい。ただ、次元はそんじょそこらの悪党とは違うぞ。江戸のイキというもんだ。変な話だが、次元は江戸っ子だ。明夫ちゃん、これは難しいぞ。雰囲気はJAZZにも似ているんだ」
と大塚に助言。
「最後に これまで応援してくれた人たちにお礼を申し上げる。ありがとうございました。ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ。」
と別れを告げたのです。
https://twitter.com/nittele_ntv/status/1435076874774855682
精進します
大塚は「身が引き締まりました。清志さんの想い、たしかに掴んで離さないよう精進します」と決意。
「清志さんが50年をかけて生命を吹き込んだ次元大介は、もはや清志さんそのものだと思っています。次元大介から清志さんじゃない声が聞こえてきたらイヤです。もしかしたら誰よりも。だからこそ、そんな自分さえも納得させ得る次元大介になろうと勝手乍(なが)ら心に決めました。江戸の粋、江戸っ子、JAZZ、胸にしっかり刻んで バトン、受け取らせていただきます!」
とコメントしています。
同日、併せて『ルパン三世 PART6』 PV第2弾も公開。
最新作は、50年前に放映された記念すべきテレビシリーズ1作目を彷彿させます、
赤でもピンクでもブルーでもない、エメラルドグリーンのジャケットに身を包んだルパンが繰り広げる「新世界のための〈原点回帰〉」。
新たにルパンが挑む宝、その裏に秘められた真実とは。
そして対峙するのは、名探偵・シャーロック・ホームズ。今シーズンのルパンをひも解くキーワード〈ミステリー〉の世界へと誘う、王道かつ斬新な謎多き物語がついに幕を開けます。
https://twitter.com/kazu_keyaki/status/1435043876968927233
ネットの声
「「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ」ちょっと、その台詞は反則だわ…高齢なのは致し方ないが……でもだからといって、先代ルパンの元へ旅立つのも反則だわ。まだまだ後継者を育成する意味でも、御健在であってほしいものです。でも先ずは、お疲れ様でした。御身体御自愛の程を。」
「大塚さんの声は好きだけど、次元の声が小林さんではないのは違和感が出るだろうな。只永遠に続けることは出来ないだろうからどこかで交代にはなる。大塚次元も1クール見終わる頃には違和感もなくなるだろうと思います。小林さんお疲れさまでした。大塚さん宜しくです。」
「小林氏、ついに交代ですか。お疲れさまでした。1つの事を50年やるって凄い事ですね。他番組のナレーションなどで拝聴することがありましたけど、これで引退しませんよね。大塚氏には期待しかありませんし、ルパン三世PART6も楽しみにしております。」
「小林清志さんのコメントも大塚明夫さんのコメントも、それぞれの思いがこもっていてなかなか良かった。大塚明夫さんの次元大介はとても楽しみです。大塚さんの野太くて張りのある声は、この役にぴったりではないでしょうか?飄々としているが、骨太の熱い男である新たな次元大介像を作ってくれるでしょう。小林清志さんの演技はさほど意識せずに自分なりの次元大介を目指せば良いと思います。」
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