
インドネシアの刑務所で5日、大勢の受刑者が脱走し今も220人余りが脱走するという、市民にとって恐ろしいことが発生しました。

事件詳細とその原因
脱走が起きたのはスマトラ島リアウ州の州都、プカンバルにある刑務所です。
それは刑務所のモスクで礼拝が行われた後でした。
※実は、インドネシアは多くの宗教が混在していますが、その中でもイスラム教が全人口の87%とされているんです。
受刑者たちが刑務所の環境改善を訴えている最中でその混乱に紛れて逃走しました。
脱走当時は450人以上もの受刑者が脱走していましたが、警察の努力でその半数まで絞ったのこと。
それにしても身近に犯罪者がいるかもしれないことはとても恐怖ですよね・・・。
脱走した原因はずばりキャパシティオーバー。
この刑務所は360人が店員でしたが、実際に収監されていたのがその5倍である1800人!
それに加えて、受刑者を監視する刑務官は6人だったといいます。
とてもじゃないですが、1人で300人を監視することは難しいですよね・・・。

日本刑務所について
まず、刑務所は2006年現在で全国に67庁。在籍している刑務官はおよそ16000人に上ります。
また、収容人数は平成22年で74232人です。
気になる受刑者の一日やその実態
起床時間はおおよそ7時といわれます。
点呼や朝食を済ませ、おのおの作業場へ行き、刑務作業を行います。
刑務作業は種類が数多くあり、木工・金工・紙工・縫製などの生産作業、洗濯・炊場(被収容者の食事の支度)・水道・電気などの経理作業、刑務所製品の即売会などで販売される商品を作る事業部作業、外部の民間業者の製品を作る提供作業など、多岐に渡ります。
規則正しく3食の食事と適切な運動で、相当に体格がよくなるんだとか。

ネットの反応
・これは捕まらないだろな。 ちょっと街を外れたらすぐにジャングルだし。
・そもそも逮捕理由が不当な政治犯じゃないのか? まずいことになりそう
・一般犯罪者以外にも 反政府勢力 テロ関係者が混じっていると面倒だな
・こういう時の為に孤島に監獄つくればいいのにな 島内に猛獣毒蛇でもわんさか放しておけば脱走する気も起きないはず
日本人の感覚としては、脱走すると罪が重くなるからしないと考えがちですので、信じられませんね。
インドネシア警察や刑務所は真摯に事実を受け止め、体勢をしっかり整えてほしいです。