
もはや外に出て外人を見ない日はないと言う程に訪日観光客が増えています。
しかし、今ネットでは『フランス人が日本に来ない』事で話題に。
その理由は一体なんなのでしょうか・・・
物議をかもした日本政府観光局・理事長の発言
”フランス人は基本的に今でも1980年代のタイムカプセル内で生きているようなものだ”
そう説明したのは日本政府観光局・理事長でもある松山良一氏です。
フランス人は日本は40年前と変わらず、
『物価が高く、フランスから遠く、人々が英語を話さない国』
として日本を見ており、そのイメージが訪日の観光客数を減らしていると同氏は話しています。
果たして、松山氏の発言は本当なのでしょうか。
訪日フランス人のデータで検証してみたいと思います。
データで見る訪日フランス人の数
訪日ラボのデータによると、日本に訪れるフランス人の数は
2014年から2016年までの間で年間4万人ほどずつ増加しており、2016年の訪日フランス人の数は25万人となっています。
フランスの人口が6700万人であるから、確かに300人に一人しか日本に来ていないこととなりますね。
この数字が少ないのか多いのか。他の国のデータを見てみると、年間訪日者の数は以下のようになっています。
アメリカ:約1100万人
中国:約640万人
この数は同一人物で複数回訪日した数も含めているので、正確な数ではないです。
だが、いずれにしろフランス人の訪日数は他の国と比較しても少ないと言えるでしょう。
確かに外国人としてよく見るのは中国人や韓国人の方々だと思われるが、それには訪日の仕組みもあるようにも思えます。
実際、訪日数で圧倒的な数を誇る中国では、団体ツアーのような旅行企画が充実していたりもします。
しかし、そうした仕組みや、人口の違いがこの結果に表れているのでしょうか。
次にネットでの意見を見てみたいと思います。
そもそも日本が遠い?フランスの抱える国政事情
フランスといえば、最近では少し危ない国・・・というイメージがついてきたのは確か。
日本に行くこと自体に危険はないけれども、そうした外の国へのイメージの低下がフランス人の腰を重くしているのではないでしょうか。
また、そもそもネットでは
日本にくるまでに飛行機で10時間ほどかかる
という意見もあり、確かに訪日の数が少ないのも頷ける事実。
海外に旅行したい!となったら3.4日程は滞在したいものです。
往復で丸1日を使う事を考えると、仕事をしている人の場合、1週間ほどの休みをとらなければなりません。
日本はもっとスムーズな観光が出来る仕組み等を打ち出していく必要があるかもしれませんね。