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一門も笑点も円楽の後継者選びが難航中らしいよ

一門も笑点も円楽の後継者選びが難航中らしいよ

気になるのが「笑点」円楽の“後継者選び”。

小痴楽、昇々、一之輔が有力という声もあるのですが果たしてどうなるのでしょうか。

また、円楽一門の後継も難航中だとか。

円楽の代わりは誰もいない

9月30日に亡くなった6代目三遊亭円楽。

享年72歳でした。

脳梗塞からリハビリ、そして復帰という筋書きだったのですが、それもかないませんでした。

笑点は特に円楽が引っ張ってきた自負があり、円楽自身も「最近の笑点はつまんない…」なんて言っていたほど。

腹黒キャラとして唯一無二の存在感を発揮してきたのですから、無理もないでしょう。

笑点も円楽復帰を見据えて、毎回助っ人落語家を登場させてきました。

大師匠と言える落語家から新進気鋭の落語家まで様々な助っ人落語家が登場。

さすがだなと思わせる落語家もいましたが、どれも円楽の代わりにはならない…そう感じた人も多かったはずです。

没後の課題となったのは人気長寿番組「笑点」のレギュラー出演者で顔役だった円楽の後継者選び。

すんなり決まるかと思いきや、各一門や日テレ関係者の利害や思惑が絡み揉めに揉めているというのです。

水面下では円楽と木久扇の勇退の話が進んでいた…

ショッキングな話ですが、水面下では円楽と木久扇の勇退の話が進んでいたのだとか。

元気に見えている木久扇も健康状態が危ういというのです。

確かに、正座ができずいつも椅子に座った状態はちょっと痛々しいものがありました。

青写真としては以下のことがささやかれていたようです。

「当初の予定では40年以上も空席になっていた落語界の大名跡である“円生”の襲名を『笑点』内でお披露目する予定だった。そして12月の年末特番では健康問題で先行きが危ぶまれていた林家木久扇と共に『笑点』から勇退してもらう卒業特番が放送される予定だったんです。周囲にも根回しが終わり、収録を待つだけだったんです」(番組関係者)

そのような話が水面下で進行するなか、円楽は鬼籍に入ってしまいました。

笑点はバランスをとってきた

現在の「笑点」のレギュラーメンバーは、落語芸術協会から司会の春風亭昇太と三遊亭小遊三、新メンバーの桂宮治の3人。

落語協会から林家木久扇と林家たい平。

円楽一門会から円楽と三遊亭好楽という顔ぶれです。

ここで、円楽が鬼籍に入ったので、ここを埋めるとなれば円楽一門会から選ぶのが妥当です。

しかし、一門会の若手でこれといった落語家がいないのがいたいところです。

なので、円楽一門会にこだわらず、広く若手落語家の中から抜擢することになるでしょう。

「当然、序列から考えるなら後任は円楽一門会からと言うのが筋なんですが、正直、38人もの真打ちを抱えながら、腕のあるというか客を呼べる落語家が若手には誰もいない。5代目円楽の総領弟子である鳳楽に好楽、円橘、それに6代目円楽の4人が一門を支えてきたと言っても過言ではない。鳳楽、好楽、円橘の3人は皆、70代です。結果、円楽自身も一門会からの後継者は諦めていたんです」(別の関係者)

円楽も後継者はあきらめていたという説も

「実は円楽は自分の後継者を密かに決めていたようなんです。遺言があるという話も漏れ伝わっています。そもそも円楽は力不足が否めない一門会を芸協と合併するサプライズ案を密かに進行させようとしていました。一門会のメンバーを食わせるための苦肉の策だったようです」(事情通)

もともと桂歌丸が健在のときに、円楽一門会を芸協に合流させる案がありました。

円楽が歌丸に掛け合ったようですが、芸協の重鎮が首を縦に振らなかったということですから、落語会にはいろいろなしがらみがあるようです。

もともと、大名跡である円生から始まったドタバタ劇です。

半世紀以上も前のことですが、いまだにしこりとなって残っていることに驚かされます。

高視聴率が宿命の「笑点」

いずれにせよ志半ばでこの世を去った円楽。

果たして後釜は誰になるのでしょうか。

現段階で最有力視されているのが芸協所属の柳亭小痴楽(32)と春風亭昇々(37)の2人だそう。

「小痴楽は父が5代目柳亭痴楽というサラブレッド。また昇々は昇太の愛弟子です。芸協からもう1人加入すると計4人になってしまうが実力を考えれば仕方がないんです」(事情通=前出)

そしてもう一人、加入が噂されているのが落語協会に所属しチケットが取れないと評判の春風亭一之輔(44)。

「9月25日放送の『笑点』にゲスト出演した際も大喜利で爆笑を誘った。華もある。木久扇を勇退させれば2枠です。小痴楽と一之輔が最有力候補ですよ。女性落語家・蝶花楼桃花や立川流の立川晴の輔の名前も挙がっているが時期尚早だと思います」(関係者=前出)

果たしてポスト円楽は誰に落ち着くのでしょうか。

ネットの声

「これだけの長寿番組で、しかも円楽・木久扇という2人の大物の後釜となると、人気者を連れてくればOKという話にはならない。」

「出演者枠が空くたびに、各団体のバランスと絡めて、ああだ、こうだ、言われるけど、結局変わり映えがしない。これは円楽さんが亡くなった直後にヤフコメに書いていた人がいたんだけど、昇太師匠は出演者に戻り、伊集院光が司会者になる。読んで、なるほど、と思いました。伊集院は元円楽師匠の弟子だったから、つながりもあるし、いい意味で傍若無人。落語会の上下関係から離れて、いい具合に上から目線で年配の出演者にも対することができると思う。 かつての三波伸介を彷彿とさせる司会ぶりが見られるかもしれない。体形も似てるし。ありえないとは思うけど、面白そうだな、と思います。」

「宮治さんが遠慮して実力発揮できてない感があるので、もう一人宮治さん世代が入って切磋琢磨しながらのびのびやってほしいな。成金メンバーが一番気を使わないんだろうけど、そこは協会を超えての丁々発止のやり取りでもいいんじゃないかな。昇也さんが一番収まりがいい気がするけど、見たいのは一之輔さん。」