咳止め薬「コデイン」が実は超危険!小児の使用全面禁止に
目次
子どもの頃、咳が止まらなくて苦しいときに、咳止め薬を飲んだ人は多いのではないでしょうか?
ですが、実はこの咳止め薬がかなり危険だったということがわかりました!
咳止め薬【コデイン】の小児使用が禁止に!
みなさん、【コデイン】という成分名を聞いたことがありますか?
コデインというのは、非常に古くから使用されている咳止め成分の一種。
この成分により、脳の中の咳を起こす部位(咳中枢)の機能を直接抑えることができるそうで、様々な咳止め薬に使用されています。
この【コデイン】を含む咳止め薬について、12歳未満の小児への使用が禁止となりました。
厚生労働省はこのように発表。
子どもが服用すると、ごくまれに呼吸困難などを引き起こすおそれがあるとして、12歳未満への使用を2年後をめどに禁止することを決めました
さらに発表によると、コデインを含む市販薬は約600種類、医師の処方する薬は65種類もあるそうです。
コデインを含む市販の咳止め薬
では、実際コデインを含む市販の咳止め薬はどんなものがあるのか、調べてみました。
ムヒのこどもせきどめシロップS
こちらは対象年齢が「3カ月~8歳未満」となっているにも関わらず、使用禁止に。
となると、対象者がいなくなってしまうので、実質販売停止ということになりますね・・・。
小児用せきどめシロップチルダンプラス
こちらも小児用と思いっきり書いてあるにも関わらず、使用禁止になってしまいます。
いくらいちごミルク味でノンカフェインでも【コデイン】が入っているので危険です!
絵に騙されてはいけませんw
新ブロン液エース
こちらは大人になってから服用する咳止め薬かと思いますが、ばっちりコデインが含まれております。
新フステノン
液体だけでなく、錠剤にもコデインは含まれています。
200種類というだけあって、市販の咳止め薬にはほとんど入っているのではないでしょうか・・・。
なぜ12歳未満への使用は危険!?
使用禁止になったきっかけは、アメリカで米食品医薬品局(FDA)が12歳未満の小児への使用を禁忌したため。
もともとアメリカでは、9年も前から2歳未満の子供への使用は禁止されています。
この海外の動きを受け、国内で今までに副作用が出た症例がないかを確認したところ、2009年~2015年の間に少なくとも24人が呼吸困難の症状を訴えていたことが発覚。
この事実への措置として、今回小児への禁止を決定したようです。
コデインを含んでいるかチェックする方法
では、どうやってその咳止め薬にコデインが含まれているのか否かを判断すればいいのでしょうか?
それは簡単で、咳止め薬を買う前に、成分表をチェックしてみてください。
その中に以下の成分名が表示されていたら、それはコデインが含まれているということになります!
・ジヒドロコデインリン酸
・リン酸コデイン
・コデインリン酸塩水和物
・濃厚プロチンコデイン
咳止め薬を買うときは気を付けましょう!
今回の小児使用禁止が徹底されるのは2年後とされています。
それまでは、消費者自身が気を付けて【コデイン】を含む咳止め薬を避ける必要があります。
自己責任になってしまうからこそ、気を付けたいですね。
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