生物オタクになれる!マニアックな面白本5選がこちら!
目次
生き物について知見を広げたい!もともと生き物に詳しかったけどもっと刺激はないかな?!という方におススメ、
「生物オタクになれるマニアックな」本をご紹介したいと思います。
これでもうあなたも生物オタク?!
生物について知りたい方におススメの本5選
なんとなく最近面白い刺激がないなあ…と思っている方や、
生物ってなんだかおもしろそうだなと興味を持っている方に朗報です!
今回生き物について人生を捧げている人物や、生き物の不思議について知ることができる本をご紹介したいと思います。
おもわず笑ってしまうことから最近の科学はこんなことになっているのかという衝撃を受ける内容となっています。
本の選び方のポイント
本屋に行ってみる
今話題になっていることは新聞で調べたり難しいなと感じるかもしれません。
そんな時は本屋に行ってみるのが一番です。
本屋さんでは売れ筋の本は店頭の一番目立つ所に大抵置いてあります。
なんとなく回るだけでもいろんな情報が舞い込んでくるものです。
ネットショッピングだとある特定の本を決めて買うのには便利なのですが、
どうしても本との偶然の出会いがなくなってしまいがちです。
ブログを見てみる
最近だと個人の情報発信が簡単になったためテレビでも面白い人をネットの世界から探していこうという動きがあります。
そのため生物学者の中にもユーモアあふれるブログを執筆している人もたくさんいらっしゃいます。
ぜひそちらも参考にしてみて下さい。
こちらがおススメするブログURLです。
砂漠のリアルムシキング
http://d.hatena.ne.jp/otokomaeno/
クマムシ博士のむしブロ
http://horikawad.hatenadiary.com/
5位・クマムシへんてこ最強伝説
まず最初の本の紹介の前にあなたはこの男性をはご存知でしょうか?
クマムシに生涯を捧げる男自称”クマムシ博士” 堀川大樹さんです。
ブログによる宣伝活動や研究費をクラウドファンドを用いて資金調達をしたり幅広い活動をされています。
最初のおすすめしたい本はそんな彼が出版している『クマムシへんてこ最強伝説』。
クマムシって何?と思いましたか?
こちらが『クマムシ』という微生物の写真です。
キモ可愛いですね。
このクマムシという微生物は乾燥しても圧力高いところでもどこでも生き延びることができる能力を持っています。
そして本の中ではそんな不思議微生物クマムシがどのようにして彼らはその極限状態を生き延びるのか?
さらにどうしてそのような能力を手に入れたのか?など知られざる『クマムシ』についての疑問を解説しています。
堀川大樹さんの知見や経験からもたらされる独自視点で描かれています。
もちろん一般の方向けに難しい内容に関してもわかりやすいイラストを通じて随時説明されています。
4位・生物と無生物の間
生き物とそうではないものって何が違うんだろう?ということをテーマにした生命の謎に挑む科学者のエッセイです。
そんなの動くものが生き物に決まってるじゃん?と思うかもしれませんが、実は皆さんがよくインフルエンザに感染する際のウィルスというものは定義上生き物ではないんです。
その他日々私たちの体は入れ替わっていて昔と今の自分は物質的には全く違うものであるということ。
それから生き物にとっての『死』ってどういうことなんだろう?
などといった内容が盛り込まれています。
この本を読んでいると一体生物学が解き明かされるのはいつなんだろう。なんて思わされます。
専門的な内容も一部出てきますが、
まるでポエムのような美しい表現で読めば読むほど生物学って面白い楽しいと思わされる一冊です。
3位・ゲノム編集の衝撃『神の領域』に迫るテクノロジー
皆さんも『ゲノム編集』という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?最近この技術が世間を騒がしています。
なぜなら今まで危険性があった遺伝子組み換えの危険性が0になり、さらに組み換え生物をつくるのがとっても早く、簡単です。
高校生でもできてしまうほど容易な画期的な技術なんです。
この技術を用いて人為的に巨大化したマグロや毒のないジャガイモが実際に開発されています。
さらには私たちの背が高い、目が青いという個性さえもコントロールできるようにする試みまでもが・・・
こちらの著書ではNHKが依然この技術について取り上げた際の取材の内容、
さらには人間はどこまで生物の体の仕組みを変えてもいいのかという倫理の問題まで幅広いゲノム編集の最新事情が満載です。
ニュースだけではわからないこと、知りえないことを丁寧に書いています。バイオテクノロージーにご興味のある方におススメです。
2位・体内時計の不思議
現代病に代表されるガン、この原因は遺伝的な原因と環境的な原因の二つによるものです。
環境的な要因の一つとして体内時計があります。なぜ私たちが体内時計というシステムを持っているのか、
そして現代社会において24時間活動可能となってしまったことによる弊害について。スマートフォンによる睡眠障害などなど。
北極海付近に住むトナカイはなんと体内時計が存在しない。など生物に関する豆知識も随所にあります。
医学的な内容ではありますが人間、生物の不思議を知ることができる一冊となっています。
1位・バッタを倒しにアフリカへ
突然ですが、質問です。
この写真の人物何をしているかわかりますか?
実はこの男性、バッタに食べられようとしています。
写真の男性はバッタ好きが行き過ぎてしてアフリカに単身で渡り、バッタ研究をした前野ウルド浩太郎さんという研究者です。
ちなみにミドルネームのウルドは研究活動をしていたアフリカの現地の人からもらったそうです。
『バッタを倒しにアフリカへ』はそんな前野さんが現地で研究を行っていた記録をまとめた本です。
前野さんはバッタ研究に魅了され、研究を続けたいと考えていましたが日本では研究をすることが難しかったためアフリカへ渡った経緯。
そして現地に行ってみると、肝心のバッタが出現しなかったりと・・・・苦難苦難の連続です。
バッタという普段フォーカスされることがない生物の生態、
そして何よりもめげない生物博士の鏡である前野さんの情熱を感じることのできる一冊となっています。
いかがだったでしょうか。
知的なものから個性的なものばかりでしたが、生き物って奥が深くて面白い、
こんなミクロな世界が広がっていたんだなど皆さんの好奇心がくすぐられたら幸いです。