
日本人は道徳心が強いので、片付けなどにはかなり力を入れる民族。
ワールドカップの試合後のサポーターの片づけは毎回話題になりますよね。
一方で清掃する人の仕事を取る、あるいはありがた迷惑と思われることも…
片づけは日本人の美徳
マジで…?
畳むのがマナーかなと思って畳んでた…
「布団は畳まないで」だけじゃなかった その親切心が “ありがた迷惑”、サービス業者の本音(AbemaTIMES) https://t.co/3Ai7p4K4Wx— 琴音有波(旧紅月ことね)/Ak Voice (@kotone_akv) 2019年6月18日
片付けは日本人の美徳として世界中から賞賛されることもあります。
しかし、子どもの頃から、片付けすることが基本とされていたので、当たり前に思っている人も多いはず。
それが、世界では当たり前ではないところに、日本人の特殊性があるのかもしれません。
一説には片付けをする人の仕事を取ってしまう…という指摘もありますが、他にできることを見つけることで、片づけもよりグレードアップするような気がします。
ということで、片付けは日本人の美徳で異論のある人はいないと思います。
が、しかし…。
美徳とされてきた片づけ文化が、ときにはありがた迷惑となることもあるんです。
そういった声がサービス業界のあちこちから聞こえてきています。
どういったことかというと、客が良かれと思ってやっていることが、
お店側にとっては大きな迷惑となっているんです。
いっぽうでありがた迷惑と思われることも
「布団はそのままにしておいてほしい…」
ホテルや旅館の清掃スタッフの声です。
意味はそのままなのですが、多くの人は寝起きのくちゃくちゃになった布団や毛布などはシーツをはずして畳んでいると思います。
これは実は清掃スタッフにとってはありがた迷惑なんだそう。
どういうことかというと、結局開いてたたみ直すので、起きたままのそのままにしておいてほしいということです。
自分で開いてたたみ直すので、忘れ物などもそこで見つけることができるということです。
それを言うと、客の側も何か忘れ物が挟まっていないか(下着など)をチェックするために開きたくなりますよね。
これは、双方に言い分がありそうです。
また、ドライヤーについては、コードをぐるぐる巻きにしている人がいますが、
これはものすごく二度手間なんだそうです。
きちんとしたコードのしまい方(マニュアル)があるので、
まずはぐるぐる巻きにしたコードを解くことからはじめなければいけないので、
それが朝の忙しいときにはかなり手間なのだそうですよ。
これはすごく分かるような気がします。
実はこうしてほしいあるある
ありがた迷惑なんで、お客さんには何もしてほしくない…というのが本音かもしれませんね。
美容院では…
カットしやすいように頭を傾ける人がいます。
よくしているという人もいるかもしれません。
しかし、それって、美容師さんから頭がまっすぐになるように(優しく)指で押されていないでしょうか。
実は頭が傾いていると、髪が左右対称にならないんだそうです。
良かれと思っていることがありがた迷惑になるので、美容院や理容院では常に頭はまっすぐに…これが基本ですよ。
居酒屋などの飲食店では
重ね皿はけっこう面倒なんだそう。
「え?重ねて返すのが基本じゃないの?」
そう思っている人も多いでしょう。
でも、不必要にお皿に油がついたり汚れるので、あまりしてほしくないんだそうです。
居酒屋などの飲食店によっては、お皿は一枚ずつ…なんてマニュアルもあるようですよ。
重ね皿がNGというのは初耳という人も多いかもしれません。
しかし、これは客側の親切心でもあるので、お店も強く言わない(というか決して言わない)でしょう。
ネットの反応
「布団の上を歩いたり、着替えたりするのが嫌だし、別に業者への親切心で布団を畳んでるわけじゃない。」
「その程度の手間賃なんて宿泊料金に含まれているでしょうに」
「私居酒屋のバイトしてたけど、重ねて欲しかった」
重ね皿はなんか意外でしたね。
でも、「お皿はこう重ねてください」なんて表示をしているお店もあるようですよ。