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世界最強の男…ブルースリーも生きていたら80歳!

世界最強の男…ブルースリーも生きていたら80歳!

世界最強の男…ブルースリーも生きていたら80歳!

ブルース・リーが生きていたら80歳…世界最強の男でした。

生誕80周年!永遠のカンフーヒーロー、ブルース・リーの名作に酔いしれる。

 

世界的に成功したアジア系最初のアクションスター。

誰もがその名を知るブルース・リー。

32歳という若すぎる死の後…。

 

ブルース・リーが香港凱旋後に主演した『ドラゴン危機一発』(71)、『ドラゴン怒りの鉄拳』『ドラゴンへの道』(ともに72)。

そして死から5年後 に完成した『死亡遊戯』(78)のゴールデン・ハーベスト作品4本をご紹介します。

女性にめっぽう弱い?軟派なリーが新鮮な『ドラゴン危機一発』

リーがアメリカ凱旋後に主演したゴールデン・ハーベスト社の一連のカンフー映画の1作目となる『ドラゴン危機一発』。

青年チェンは、親戚を頼りにタイの製氷工場に働きにきたのですが、ともに働く仲間が1人、また1人姿を消していくのです。

実は工場は麻薬の密売に手を染め、秘密を知った仲間たちは次々に殺されていたのです。

そのことに怒ったチェンは、「ケンカはしない」という母との誓いを破り、極悪な組織に一人で戦いを挑むことに…。

この作品の見どころは、リー演じるチェンが女の子に一目惚れしてソワソワしたり、

飲み会で酩酊して女性に抱きつこうとしたりとやけにヘラヘラした硬派なリーのイメージとはかけ離れた一面。

そんな軟派な姿があるからこそ一転しての怒りの大制裁は振り幅が大きく、超クールなものになっています。

トレードマークの怪鳥音&ヌンチャクが炸裂しまくる『ドラゴン怒りの鉄拳』

のちに、リーが演じた主人公・陳真を扱った様々な作品が作られるほど、カンフーヒーローとして強い印象を与えたのが『ドラゴン怒りの鉄拳』です。

租界が置かれた清末期の上海を舞台にした本作。

師匠の急死を知り、中国拳法の道場「精武館」に帰って来た陳真は、その死がライバル道場の日本人の手によるものだと知り、一人、復讐を決意し道場へ乗り込んでいきます。

この抗日英雄談では、仲間への迷惑もお構い無しに、怒りに身を任せて暴走し、無双していくリーの姿がとにかく爽快。

彼のトレード・マークともなった“アチョー”という怪鳥音と華麗なヌンチャクさばきが、ふんだんに登場する作品でもあり、そのキレキレっぷりも最高。

盟友チャック・ノリスとの激闘がアツい!『ドラゴンへの道』

リーが主演のほか初となる監督、脚本、製作、音楽監修、武術指導という6役をこなしたのが『ドラゴンへの道』。

本作は、マフィアに立ち退きを迫られるローマの中華料理店に、カンフーの達人タン・ロン(リー)がやってくるところから始まります。

マフィアもアメリカから最強の武道家を呼び寄せ、抗争は激化していくというストーリーが語られていくのです。

ローマロケなど見どころの多い本作で、注目は、リーこだわりのキャスティング。

もともと武道家同士の交流があり、リーが『サイレンサー/破壊部隊』(68)のアクション指導を務めた際に出演を取り持ったというチャック・ノリスを、本作ではアメリカからの武術家役で起用しています。

そんな二人がコロッセオで相見えるクライマックスは、今も映画史上最高の格闘技アクションとして語り草となるほど。

なにからなにまでインパクト抜群な遺作『死亡遊戯』

そして遺作『死亡遊戯』は、『燃えよドラゴン』(73)により撮影が中断された上、リーの急死により未完となっていました。

しかし、ユン・ワーやユン・ピョウらを代役に立てることによって作り上げられた1作です。

世界的アクションスターのビリー(リー)は、国際的犯罪シンジケート終身契約を迫られるのですが、様々な脅しにも屈せず拒否。

するとあの手この手で命を狙われ、ついに、映画の撮影中に銃弾を浴び命を落としてしまいます。

しかし、それは表向きで、シンジケートを壊滅させるためビリーはひとり戦いを挑んでいく…。

各階に猛者が待ち受ける塔を一人一人倒し上っていくというゲーム的な展開。

リーがハリウッド時代に拳法を教えていたというNBA選手カリーム・アブドゥル=ジャバー演じるハキムとの、大人と子どもかというほどの身長差で繰り広げられる死闘。

『キル・ビル』(03)でもオマージュされている黄色のトラックスーツ、差し込まれた過去作の映像など、とにかく脳裏に焼きつく要素がてんこ盛りです。

日本初公開時英語版音声での上映となり、ブルース・リーの怪鳥音も聞き逃せません。

ネットの声

「主人の影響でブルースリーを知り全作品を見ました。格闘家、そして哲学者としても今でも彼を師と仰ぐ人は多いと思います。本当に強い格闘家だったからリアリティーがあって、敵を倒した後の悲痛な表情や雄叫び、彼にしかできない唯一無二の表現でした。生誕80年でまた彼の作品が脚光を浴びる事がとても嬉しい。」

「ブルースリーが1番輝いている作品は、何と言っても「ドラゴンへの道」だな。本当は死亡遊戯なのだが、「死亡的遊戯」ならうなずけるが作品として成り立っていないのが残念。」

「「危機一発」「鉄拳」「への道」あたりは、もしかしたらブルース・リーへの先入観とのギャップに、がっかりしちゃうおそれがあるから、とりあえず「燃えよドラゴン」を観て!あれはホントに傑作だから!」

燃えよドラゴンがやはり最高傑作ですね。出来が一番いいです。

ストーリーとして成り立っていますから。

(燃えよドラゴンのメイキングフィルム)