アイヌ民族共生象徴空間が4月にオープンも大赤字の見込み?!
ウポポイは、総工費約200億円北海道白老町に建設されている国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園、慰霊施設などからなるアイヌ文化復興・創造の拠点「民族共生象徴空間」の愛称。ウポポイは、アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味する。2020年4月24日オープン予定。
自然と共生してきたアイヌ文化への来園者の理解深めアイヌ文化の継承および新たなアイヌ文化の創造発展につなげる目的があると言います。
関係機関によるPRも本格化している。ただ、大人1200円という高めの入場料に加え、集客の要となるホテルなど周辺施設の開発は足踏みし、地元では政府が掲げる「年間来場者100万人」の目標達成を危ぶむ声が強まっています。
アイヌ民族とは?
北海道内における調査(平成25年)では16,786人いるとされるアイヌ民族は国籍は日本国籍です。
遺伝学の見地からはアイヌの祖先は北海道在住の縄文人であり、弥生人と縄文人の混血とされるいわゆる和人(本州人)とDNAの系統には違いが見られ、琉球民族とアイヌ民族に共通したDNAが多いことから、朝鮮半島経由で北九州から渡来したとされる弥生人の遺伝子が組み込まれていないことが特徴とされます。
江戸時代のアイヌの人口は、記録上最大26800人であったが、感染症の流行や和人との同化などもあって減少しています。
この数値から分かることは、アイヌ民族が大量に和人に虐殺されたなどという歴史はないということです。
15世紀から和人とアイヌ人は交易を盛んに行う良好な関係でしたが、アイヌ民族日高地方の集団であるメナシクルと新冠町から白老町方面にかけての集団であるシュムクルの抗争が1650年代まで絶えず、アイヌ民族と幕府の仲介役だった松前藩(函館)はどちら側から武器の提供を求められても、中立の立場を貫き争いに非介入の立場を貫いていました。
しかし、松前藩に送った使者が死亡して、松前に毒殺されたというデマが広り、対立していた2つのアイヌを一つにまとめ、メナシクルの指導者シャクシャインが蝦夷地全域のアイヌへ松前藩への戦いを呼びかけ、決起した2千の軍勢は東蝦夷地で213人、西蝦夷地では143人の和人が殺されました。
松前藩は幕府や東北諸藩の支援を受け、鉄砲を多数装備して反撃。
シャクシャイン側の劣勢となり、シャクシャインは現在の新冠町にあたるピポクの松前藩陣営で謀殺され、指導者を失った蜂起者たちは松前軍に降伏。
このシャクシャインの戦いをきっかけにして松前藩は蝦夷地における対アイヌ交易の絶対的主導権を握り、経済的・政治的支配は強化されて、江戸幕府が同化政策を強めた結果現在に至ります。
1600年代のことを現在の倫理観で善悪をつけることに無理がありますが、アイヌ民族が一方的に和人に迫害を受けたという歴史ではないことがわかるでしょう。
北海道ではほとんどの地名がアイヌ名のまま残っており、雪の降る過酷な環境で共生していくためにお互いの文化の良さを尊重し合っていた
平成18年の北海道の調査によれば、アイヌ民族にとったアンケートでかつて差別を受けたことがあるかという問いに、はい、と答えた人が16.8%、そのほかに別の誰かが受けたことを知っていると答えた人が、19.8%。このうち、直近7年間に自分が差別を受けたという人は2%程度であり、平成25年の調査でも同様です。
筆者も北海道出身ですが、アイヌ人差別を目撃したことはありません。
各省庁が発表した政府の2019年度予算の概算要求で、アイヌ民族政策関連の総額が109億1500万円で北海道はアイヌ伝統等普及啓発等経費として毎年10億円の予算を投じていますから120億円の税金が約1万6000人アイヌ民族のために使われているので、一人あたり約毎年75万円の予算が使われていますが、実際にアイヌ民族の方に渡っている金額はごくわずかでしょう。
これを利権構造と言います。
こういった予算で仕事をしている人は差別や迫害があることにしないと仕事が無くなってしまいますね。
アイヌ民族の文化を知ることや北海道の歴史を知ることは素晴らしいですが、和人とアイヌ民族のどちらから見ても公平な歴史になっているか、民族意識と対立を煽りたい一部の勢力のための施設になっていないか。
非常に心配です。
200億円も使ったウポポイのオープンによって修学旅行生や外国人観光客が多く来場すると思いますが、アイヌ民族と和人が争う時代は終わっていて、北海道民の一人として憎しみが再生産されないことを祈りたいです。
ちなみにアイヌ民族と北海道の歴史を知りたければ漫画ゴールデンカムイをお勧めします。
ウポポイが出来る白老町は札幌から車で2時間かかりますが、アイヌ文様でできた民族衣装はカッコイイですよ!
また、アイヌ民族などなどいないなどという暴論をネット上で言う人がいるようですが、北海道民としては迷惑です。
民族衣装を着ている人は催し物でしか見たことはないですが、アイヌの血が入っているという子は同級生に普通にいましたし同じように暮らしていました。
北海道に日本最北の国立博物館として4月24日にオープンする国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園、慰霊施設などからなるウポポイ(民族共生象徴空間)はアイヌ文化の復興・発展のためのナショナルセンター。豊かな自然に抱かれたポロト湖のほとりでアイヌ文化の多彩な魅力に触れることができます。 pic.twitter.com/n0IB1bjeOl
— 佐藤英道(さとうひでみち) (@hidemichisato) January 26, 2020
ネットの声
「うぽぽい」って白老に4月に出来るアイヌ博物館だよ
アイヌ語の「うぽぽい」の意味は
大勢で唄う とかそんな感じだったと思う、違ったら ごめんねー笑
ウポポイだっけか・・・
あれ年に100万人も来ないと思うよ・・
道民のわしでも行きたいと思わないし・・
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