
イギリスの新首相は「失言王」とも呼ばれるボリス・ジョンソン氏に決定。
イギリスのトランプともいわれ、何をするか分からない政治家として認知されています。
なぜ、このような首相が誕生したのでしょうか?
排外主義
イギリスにはびこる排外主義の背景には多くの移民の存在があります。
ボリス・ジョンソン氏はイスラム教徒の女性が着る目のところだけが開いた服「ブルカ」について
「郵便ポストみたい」と発言して炎上。
報道陣に詰め寄られても紅茶を出してまさにお茶を濁しています。
イギリスでは増え続ける移民に対して公には言えないものの多くの不満があるので、ボリスジョンソン氏のような差別発言もする移民反対派が支持を得ているわけです。
子育て情報サイト「ベビーセンター(BabyCentre)」によるデータだ。同サイトは12月はじめ、2014年にイギリスで生まれた男の赤ちゃんのうち、最も人気のある名前は「ムハンマド」であり、昨年から27ランクアップし、第1位に輝いています。
このように、イスラム系移民の子供の数が急増していて、イギリスの白人は10年以内に少数派に追いやられることになるでしょう。
この移民受け入れを急増させたのがEUを牛耳るドイツ。
2015年12月31日には300万人に達した難民の一部が暴徒化し、数千人のドイツ人女性を性的強姦した「ケルン事件」が発生。
この時メルケル首相ははテレビなどで事件報道を禁止し、代わりに「極右のドイツ人が難民を襲った」というニュースを報道させています。
ドイツは移民受け入れに反対する人は極右であるというレッテル貼りで誰も異を唱えられない状況が作られつつありますね。
なぜドイツが移民が欲しいかというと安い労働力が無いからです。
2015年にドイツは最低賃金制度を導入して、時給1500円程度を支払わなくてはならなくなりました。
実際には、この金額では回らない産業が多く、移民に職業訓練と称して最低賃金よりも安く仕事をしてもらうという政策をしていたため、EUの他の国にも移民の受け入れを要求。
イギリスもEUにいるために移民が増加しましたが、とうとうキレて国民投票によって2017年にEU離脱が決まりました。
このEU離脱を主導した政治家がボリスジョンソン氏です。
イギリスはついにEU離脱へ~日本への影響は
イギリスは2017年にEU離脱が決定しましたが、2019年現在までEUに居続けています。
この原因を作ったのはEU離脱派の議員を指揮していたボリスジョンソン氏で、国民投票後の首相就任を辞退。
散々EU離脱をあおっておいて、首相にはならなかったことで多くの批判を浴びています。
結局EU残留派のメイ首相が後任となり、交渉はうまくまとまりませんでした。
しかし、ここへきてボリスジョンソン氏が首相に就任となったのでイギリスは本気でEU離脱に動き出したことがわかります。
EUというパートナーを捨てたことで新たなパートナーとなるのはまずは間違いなくアメリカです。
トランプ大統領は「イギリスのトランプと呼ばれている」「私たちはうまくやれる」と就任前からボリスジョンソン氏にラブコールを送っていたので、アメリカーイギリスの関係は強まるでしょう。
また、安倍晋三首相は「環太平洋経済連携協定(TPP)参加を心から歓迎する」と英紙のインタビューで述べ、英国メディアで話題になっています。
TPPの中心となっている日本とオーストラリアとの関係も強まり、経済的な結びつきも強まるかもしれません。
背景には中国の存在があります。
「ファイブアイズ」と呼ばれるアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなど英語圏5カ国の情報機関が、日本、ドイツ、フランスの3カ国と連携し、中国などのサイバー攻撃に関する情報共有の新たな枠組みをつくった。サイバー攻撃に共同で対処するのが狙いで、5カ国は日独仏に対策強化を要請。日本が政府調達から中国企業の通信機器を事実上締め出す方針もこれを受けたもので、今後はインターネット上で大量のデータを管理する
と毎日新聞は伝えています。
中国の情報通信メーカー・ファーウェイを端に発した米中貿易戦争の根底には世界の機密情報網をアメリカが中心に牛耳る覇権に中国が挑戦しているということがあり、イギリスと日本はアメリカに付かざるを得ない2カ国です。
経済でも安全保障でもイギリスがEU離脱すると、アメリカ頼みになる一方で言いなりにはなりたくないという同じ立場になるため
日本とイギリスはこれから利害が一致する可能性が高いですね。
ちなみに学生時代にラグビーをしていたこともあるジョンソン氏は、東京でラグビーの交流イベントに参加。
そこで、ジョンソン氏は少年にタックルしてしまい、子供を吹っ飛ばしています。
ユニークな人ですね。
取材時にいかにもボリス・ジョンソン氏らしいと感じた事件。「ロンドン五輪を機に一枚のカードで電車にも乗れるようになった。日本もやった方がいい」と自慢げにカードを掲げるも記者から「日本には随分前からSuicaがある」と指摘されると「聞いた話と違う」と囲み会見をキャンセルして退席したこと。 pic.twitter.com/vqiszTYULm
— 堀 潤 J U N H O R I (@8bit_HORIJUN) July 23, 2019
ネットの声
- ・スコットランド人の家族がいるコーンウォール民だけど、こうなることはもう分かっていたことだよな。ほんとブレグジットはクソだわ。スコットランドの気持ちは分かるよ。期待を裏切られたわけだからな。
- ・ボリスジョンソンは賢い。EU離脱がある程度軌道にのるまで待ってから首相になっている機は熟した。







