ローション代わりにお米、除毛は線香!?吉原遊女の風習がすごかった
様々なドラマで描かれることの多い吉原遊女ですが、実は驚くべき風習があったんです。
今では考えられないようなその風習の数々をご紹介します。
吉原遊女とは?
「遊女」とは、現代で言う売春婦のことで、遊郭と呼ばれる歓楽街のような場所に来た男性客に対して夜のサービスをする女性のことを指します。
その中でも、江戸時代に江戸幕府によって公認されていたのが吉原遊郭で、吉原遊女とはそこで働いていた遊女のことですね。
よく映画やドラマでも描かれることが多いので、様々な女優さんが吉原遊女やその中でも特に上位とされる花魁を演じられていますね。
身支度が入念な吉原の遊女たち
吉原遊郭やそこで働く吉原遊女の様子を描いた絵もたくさん残っており、それらを見てみると遊女たちの様子が垣間見えます。
この絵では、仕事前の遊女たちが身支度をしている場面。
一番左の女性が見せているのは客からの手紙です。
客からもらった手紙を遊女同志で見せ合って、客についての話をしていることも多々あったんですね。
こちらの絵では、遊女が身支度をして最後のお化粧をしている様子がうかがえます。
自分の体が商売道具ということもあり、現代の女性と同じく念入りにお化粧したんでしょうね。
吉原遊女の驚きの風習とは!?
このように、美意識が高かったと思われる吉原遊女ですが、今では考えられないような意外な風習がありました。
線香を使って除毛
実は、遊女には下の毛を除毛する風習がありました。
さすがに現代の女性のようにVIO全部を剃るということはないにしても、Vラインは少し毛を残す形で除毛していたそうです。
そして、その除毛の仕方というのが、なんと線香を使って焼き切るという方法です。
線香の火で焼き切るのは相当苦労したのではないでしょうか。
しかも短くするだけならまだしも、形を整えたかったら根っこの部分まで除毛しなければならないので、とにかく大変そうです・・・。
ローション代わりにお米をドロドロにした液体を使用
こちらも遊女ならではの風習ではないでしょうか。
遊女たちが男性客にサービスを提供する際、現代では滑りをよくするために使うローションの代わりに、お米を使用していました。
お米に水を入れてそれを練ってどろどろの液体状にし、それをローションとして使っていたそうです。
このローション代用品ですが、実際は下級遊女のみが使用していたそうです。
というのも、下級遊女は1日に何人もの男性客と床入りをしなければならず、これを使用することによって1人あたりの接客時間の短縮と、痛みの防止をしていたんですね。
いかがでしたでしょうか?
遊女にも現代の私たちでは思いつかないような、色々な風習があったんですね。
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