【ゴルフ】渋野フィーバーはまだまだ続く!
AIG全英女子オープンで日本の渋野日向子(20)が、最終ラウンドを68で回り、
通算18アンダーの270で初出場で優勝を果たしました。
終始笑顔のスマイリングシンデレラと現地で評判になり、
日本での凱旋ツアーとなりました。
日本勢2人目のメジャー制覇
今回のAIG全英女子オープンの渋野日向子の優勝は、
1977年の全米女子プロ選手権を制した、
樋口久子以来ということで日本勢2人目、
実に42年ぶりの快挙となったのです。
現在、女子ゴルフ選手のメジャー大会は、
ANAインスピレーション、女子PGA選手権、全米女子オープン、全英女子オープン、エビアン選手権、
以上の5大会となっています。
それ以外のツアー優勝者は何人も出ているのですが、
メジャーとなると賞金額も違い、
1年に5大会しかないのですから、
テニスの4大大会に匹敵するものと考えていいでしょう。
記者会見で、EXILEの佐藤大樹からのメッセージを伝えられると、「優勝よりうれしいかもしれないです。すみません」と笑顔の渋野日向子。ロングバージョン→https://t.co/MLEzGmpLWD #渋野日向子 #佐藤大樹 pic.twitter.com/TBGBROirej
— 時事通信映像ニュース (@jiji_images) August 6, 2019
ちなみに今回のAIG全英女子オープンの優勝賞金は、
67万5千ドル(約7200万円)です。
渋野日向子は、前半に一つスコアを落としたのですが、
後半の5バーディーで再逆転しました。
先に65をマークしたリゼット・サラス(米国)と並んでいた最終18番で、
バーディーを奪い、1打差で競り勝っちました。
ですから、ぶっちぎりの優勝というわけではなく、
最後までどちらに転ぶか分からない中での優勝ですから、価値があるのです。
3番パー4で、痛恨4パットのダブルボギーをたたき一時はV争いから脱落しかけました。
初出場であること、若干20歳であることを考えると、
誰もが「ここまでか」「でもよくがんばった」と思ったことでしょう。
しかし、そこから持ち直し、後半は劇的なバーディラッシュで
リゼット・サラスと並んだ最終18番パー4で
約5メートルのバーディーパットを沈めて優勝を決めました。
77年全米女子プロを制した樋口久子(現LPGA顧問)以来2人目の快挙となったのです。
「スマイルシンデレラ」が世界を驚かせた瞬間です。
終始笑顔でプレイ
黄金世代の渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、
日本勢では男女通じて42年ぶりのメジャー優勝を達成しました。
彗星のごとく現れた、「スマイルシンデレラ」が、ついに世界の頂点に立ったのです。
日本から約9500キロ離れた地。ロンドンの北西にある会場で、歓喜の瞬間が訪れました。
日本から来た無名の20歳。渋野が大歓声を浴びたのです。
夢か、現実か…。こんな日が訪れようとは、想像もしていなかった…。
日本勢としては42年ぶりのメジャー制覇の快挙を達成。19年8月4日。
日本ゴルフ界に、永遠に消えることのない新たな歴史が刻まれました。
スマイルシンデレラ…それでも、苦しみ抜いた末の優勝でした。
2打差をつけた2位ブハイ(南ア)との2人で、最終組をスタート。
優位にいるはずが、重圧にのみ込まれたのは仕方のない面もありました。
2番でバーディーパットがカップに蹴られると、続く3番パー4で悪夢を見たのです。
2オンしながら痛恨の4パットで2位後退…。
そこから、5番で5メートルのバーディーパットを沈め、
再び単独首位に立ったものの、そこでも伸ばしきれません。
そのため、一時は首位に5人が並ぶ大混戦を招いたのです。
勝負は、前日の第3Rまでの3日間でボギーなしと強さを見せつけた後半の9ホールでした。
残り3ホールで、リゼット・サラス(米国)と通算17アンダーの再び首位で並び、
事実上の一騎打ちとなりました。
「鳥肌が立ちすぎて、言葉にできないです。前半は緊張していたけど、後半は緊張していなかった。最後もそこまで緊張しなかったです。(18番のバーディーパットは)ここで決めるか、3パットするか。強気で打ちました。(3番の4パットは)怒るより、だんだん悲しくなってきた。10番は切り替えるために、ここでバーディーを取らないといけないと思いました」
最終18番パー4。渋野がバーディーを奪えば、優勝が決まる…。
舞台は整いました。
外せば何メートルも転がっていきそうな強いアプローチ…
長いバーディーパットを沈め、歓喜の瞬間を迎えたのです。
https://www.instagram.com/p/B0w4Uh-DZmy/
岡山県出身。作陽高(岡山県)時代に指導した同校ゴルフ部の田淵潔監督(59)は
「言葉が出ない。本当におめでとう」
と感慨深げでした。
「物おじしない子だったが、高校時代よりも精神的にさらに強くなった。ミスをしても引きずらなかったし、成長した。世間の期待も大きくなるけど、これからも勝利を重ねてほしい」
とエールを送っています。
昨年は賞金0円
渋野日向子は、ちょうど1年前の夏にプロテスト合格に合格します。
昨年は国内のレギュラーツアーで獲得賞金0円の選手です。
それが一気に世界の頂点に立ったのです。
まさにこれが“シンデレラストーリー”なのでしょうか。
かつて世界ランク1位に立った宮里藍ですら成し遂げられなかったメジャー優勝の快挙。
成長著しい20歳が、一気にその階段を駆け抜けたのです。
ネットの反応
「あのスマイルは世界を魅了したね。まだまだメジャーで何度も勝つことができると思います。観ていて気持ちがよい。
おめでとう!」「凄いよ、ヒナコ!見ていて良かった。感動をありがとう。」
「みんなに愛されるキャラも素敵だし、まだまだたくさん勝てると思う。今の気持ちを忘れず精進して行って欲しい。」
まさに「スマイルシンデレラ」これからの活躍が期待できますね。
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