個人の信用を点数化する「LINE Score」が、6月末から開始しました。

機能は?プライバシーへの懸念は?「LINE Score」のサービスに迫ります。

LINE Scoreとは?

今回始まった「LINE Score」は、個人向けの信用スコア事業に当たります。

「LINE」の利用者に対し、信用力を点数化し、100~1000の間で可視化されます。

 

点数が高ければ高いほど信用が高いと判断され、LINEグループによる金融サービスのほか、提携先からの特典を受けることが可能になります。

LINE利用者が自動的に点数化されるのかというと、そうではありません。
LINEでのメッセージの内容は判断材料には使われないと言います。

 

スコアを決める判断材料は、「LINE Pay」という決済サービスの情報が使われます。

それに加え、15の質問に答えることで判断されるようです。

 

15の質問とは、勤続年数や企業、年収、年齢や住宅の所有など、経済力や信用力を測るためのものです。

 

LINEというと、ゲームやギフトなど幅広くサービスを提供している印象もありますが、2019年6月現在、あくまで今回情報として使われるのは上記の範囲内であるといいます。

 

個人のメッセージや課金情報、サービスの利用状況もデータとしては活用できそうですが、プライバシーの問題に考慮して控えめな対応をとっていると言えるでしょう。

 

実は、ヤフーも同様のスコアサービスを提供しています。

かつて、ヤフーによるサービスの利用状況などを元にスコア化が行われていたことがあるのですが、これが問題になりました。

 

利用者に対して同意を取っていないにもかかわらず、勝手に個人情報を活用している、としてネット上で大炎上したのです。

今回LINEが慎重になったのもこれを踏まえてでしょう。

 

実は、やはりLINE側がスコア事業を始めることを公表した時にも、利用者側からこれまで利用してきたサービスにおける情報を活用されるのではないか、との不安の声がありました。

 

信用スコアとは、ある意味難しい存在です。

なぜなら、情報が集まるほど正確にスコアが出せるのと同時に、どこまでの情報の利用が許されるかという問題になると、利用者側からは最低限にとどめて欲しいとの反発が出てくるからです。

 

中国アリババグループの「芝麻信用」は、通販の利用状況や決済インフラを始め、学歴や職業なども踏まえてスコア化を行います。

 

日本よりも情報の活用範囲が広いように思われますが、日本はプライバシー保護の傾向が強く、社会の反発もあって思うように情報の利用が進まない傾向があるのです。

 

利用者にいかに説明できるか、納得してもらうかというハードルが高い現状があります。

 

さらに、LINE Pay全体での情報データを活用するのも有益に思えますが、LINE Pay全体の利用者数がその母集団としてふさわしい数だけ存在していない現状があります。

 

まずはLINE Payの利用者をどのように増やすのか、いかに利用を増やしていってもらうかを考え、データベースの規模を活用できる水準まで高めていくことが求められます。

LINE Score 活用のメリット・デメリットとは?

LINE Scoreを利用することによる具体的なメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。

まず目玉のメリットとなるのが、LINE Payマイカラープログラムとの紐付けです。

 

スコアが高い場合は、LINE Payを利用すると多くのインセンティブを受けることが可能になります。

 

スコアが726~1000の場合は支払い額の2%が還元され、加えてコード支払いを行うとプラスで3%還元がなされます。

スコアが626~725の場合は、支払額の1%還元がありますし、コード支払いの場合はプラス3%の還元になります。

 

さらに、2019年6月27日には以下のようなキャンペーンが行われていました。

Laxus:憧れのバーキンとケリーを3ヵ月間無料レンタル
Anyca:話題のカーシェアリング新規利用者向け5,000円分割引クーポン
映画『二ノ国』:ジャパンプレミア試写会チケット

 

今後、オイシックス・ラ・大地株式会社、Airbnb、オリエントコーポレーション、subsclife、DMM.com、LIFULL、ストライプインターナショナル、ローバーラボ株式会社、コメ兵などとの連携も予定されています。

 

ちなみに、現在のところLINE Score活用によるデメリットを挙げることはできません。

 

ただ、さきほどの中国の例では、スコアが低いことで航空チケットが買えない、会社の立ち上げが拒否される、飲食店・ホテルの予約拒否される、SNSの登録が拒否されるなどの「スコアが低いことによる選別」が行われています。

 

またスコアが低い友人とSNSでつながっているだけで自分のスコアが下がるなど、受けられるサービスの質と密接な関係を持っているようです。

 

国民全体の信用性が高く、プライバシーの意識の高い日本でここまでスコアが利用される日は来ないとは思われますが、今後、スコアによる影響をより受けるようになる社会が訪れる可能性はあります。

 

スコアの活用がネガティブチェックにも使われる日がいつか来るかもしれませんね。

LINE Score 導入についてのネットでの反応

ここでは、ネットでの反応についてチェックしておきましょう。

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LINE scoreでスコア診断をするとスコアによって来月のマイカラーをブルーかグリーンにすることができます(^^) 今まではLINE payの使用金額によってカラーが決められていたので20%還元‼️とキャンペーンをしていても、 基本の15% コード払いの3% の18%までは皆さん還元受けられてたけど残り2%はマイカラーで決まるので最高クラスのグリーンで2%のMAX20%還元を受けていた人は少ないかと🤣 私もpayトク期間しか使用しないとかなのでマイカラーはレッド。 レッドの場合+0.8%なので20%還元!と広告に出てても実際は、 基本の15% コード払いの3% マイカラーレッド0.8% で MAX18.8%😂 LINE scoreで無料診断したら今現在スコアは695と出たので7月よりブルーに(^^)❤️ ミッションがあるのでそれをクリアしていくとスコアはどんどんあがるみたいです(^^) 7月からのpayトクに向けて6月中にスコア診断しておきましょう! 6/27の15時〜LINEの中にLINE scoreが現れるみたいですが、見つからない方リンクツリーに公式ブログのURL貼っておきましたのでそこから診断するボタンあったのでできると思います(^^) #お得情報 #payトク #LINEscore

懸賞園さん(@kenshouen1)がシェアした投稿 - 2019年 6月月27日午前7時11分PDT

ネットでの反応としては、LINE Scoreの導入を不安視する声はあまり見られませんでした。

時代の流れを感じたという趣旨の発言をされていたり、スコアを興味本位に確かめて投稿されている方が散見されました。

 

ただ、中には私企業のサービスを利用するほどスコアが上がることに抵抗を感じる方もいるようでした。

ビッグデータによるスコア化が日本でより導入されて行くには、プライバシーの兼ね合いもあり時間を要していくとも思われます。

 

しかし、じっくりではありますが、着実に浸透はしていくでしょう。

時代の流れに逆らい続けることは難しいと言えます。

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