
「夢がない、欲がない」と上の世代から言われている最近の若者。
その若者からそんな意見に物申す一つの投書が朝日新聞に届きました。
果たしてその投書の中身とは?
お金の若者離れ
出典〈大艦巨砲主義〉
件の投書をしたのは20歳の大学生。
この学生の投書にはこんな事が書かれていました。
「右肩上がりに経済が成長した時代の感覚で物事を考えている人から『最近の若者は夢がない。欲がない』と言われるのはうんざりだ」
「根源にあるのはお金の若者離れ」
というもの。
若者の車離れなど、数々の若者の○○離れが今まで記事になってきましたが、
そもそもの原因はお金が若者離れをしている、という内容です。
20代前半の平均的な収入は約258万円(国税庁の調査、2016年)。
確かに、この収入だけで
やれ車を買えだの、やれ夢を持てだの、
そんなこと言われても厳しいですよね。
また、この学生は
「月々の家賃や水道光熱費の支払いに加え、奨学金の返済がある人もいる」
「支払われるかどうか分からない年金のことを考え、貯蓄に回す分を含めると、思うように使えるお金はほとんど手元に残らないのではないだろうか」
とも語ります。
確かに、
年金がもらえるかどうかわからない。
今の職にずっと就いていられるかわからない。
増税が負担になり、きちんと生活していけるか心配。
こんな不安を抱えている人は多いですよね。
筆者もこの学生の気持ちは非常によくわかります。
この学生もそんな不安を抱えている中、高度成長期の頃に働き、
夢も希望もあった時代の人に夢がないなんて言われ続けて、
不満がたまっていたのでしょう。
この投書を受けて、世間の反応は…
世間の声
出典〈ゆうじむらた的日記〉
・金がないのはマジ
・団塊の世代の年寄りにもうんざりだし、バブル世代の上司とか殺意感じるほどムカつくわ
・258万円?うせやろ? アルバイトかなんかか?
と学生に共感する意見や、
若者の厳しい現実を知り、驚愕している声も聞こえてきました。
ただ、一方で、
・甘ったれ
・就職出来ずにゼロだった民主党政権に比べりゃ天国だろ、だから若年層の安倍政権支持が多いんだよ
といった若者に対して甘えるなという手厳しい意見も。
また、民主党政権時代と比べれば大分よくなったという意見もありました。
まとめ
出典〈いいところネット〉
今回届いた一通の投書。
皆さんはどんな感想を持ったでしょうか。
昔の若者と今の若者、収入自体はほとんど差がなくても、
昔と比べたら、
インフレも進み、
保険料は増え、
消費税も増えています。
収入以外の条件も視野に入れると今の若者のほうが厳しい気がなんとなくしてきますよね。
これからの日本を支えていくはずの若者たち。
逆風にも負けず、頑張ってほしいものです。